飛田和緒の常備菜(4)麺とアレンジできる常備菜

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2021/06/24

出典:まいにちスクスク[放送日]2021/06/24[再放送]2021/07/01

シンプルで作りやすい飛田和緒さん(料理家)の家庭料理には、おいしい工夫がいっぱい詰まっています。そんな飛田さんに、作り置きができて、いろいろなメニューにアレンジできる「常備菜」を教えていただきます。
今回は、麺とアレンジできる常備菜です。

飛田和緒講師:
飛田和緒(料理家)
子どもは急にお腹がすいたりして、ご飯を待てないことがありますよね。子どもがまだ小さいころは、簡単に用意できるものを作り置きしておくと便利ですよ。

常備菜① ひじき煮

【保存期間:冷蔵で3日ほど】

麺とアレンジできる常備菜。まずは、和食の定番「ひじき煮」です。

<材料>

乾燥ひじき 30g
にんじん  1/2個(90gくらい)
だし汁   200~300ml
しょうゆ  大さじ1 と 1/2

※少し手間がかかりますが、ひじきは乾物を使うのがおすすめです

<作り方>

ひじきを、たっぷりの水に20~30分ほどつけてもどします。


もどしたひじきを軽く洗って、食べやすい長さに切っておきます。

にんじんを3センチくらいの長さで細切りにして、ひじきと一緒に鍋に入れます。
だし汁をひたひたよりも少なめに加え、火にかけます。
ふつふつとしてきたら弱めの中火にして、落としぶたをして15分ほど煮ます。

ひじきが柔らかくなってきたら、落としぶたをとり、しょうゆを加えて混ぜ合わせます。

強めの中火にして、汁気がなくなるまで煮つめながら味を含ませます。
その後、鍋のまま粗熱がとれるまで冷ましましょう。

これで、ひじき煮のできあがりです。
※料理が冷めてから清潔な容器に移し、フタをして冷蔵庫で保存しましょう

ひじき煮のアレンジ料理

常備菜「ひじき煮」をパスタにアレンジしてみましょう。

ひじき煮パスタ

しょうゆ味に、梅の爽やかな酸味が香る、さっぱりとした和風パスタです。

<材料 2人分>

パスタ   180~200g
ひじき煮  お好みの量
梅干し   1個
ツナ    小1缶分、オイルごと使う
オリーブ油 大さじ1

<作り方>

まず、パスタをゆでます。

ボウルに、ひじき煮、ツナ、たたいた梅干し、オリーブ油を入れ、軽く混ぜ合わせておきます。
ツナ缶のオイルも一緒に入れておきます。

ゆであがったパスタを加え、ざっくりと混ぜればできあがりです。

常備菜② ブロッコリーのクリームソース

【保存期間:冷蔵で3日ほど】

続いては、ブロッコリーを茎まで丸ごと使った常備菜です。

<材料>

ブロッコリー 1個
にんにく   1片
たまねぎ   1/2個
生クリーム  200ml
オリーブ油  大さじ2
塩      小さじ1/2~1

<作り方>

ブロッコリーを子房に分けて、茎と皮を厚くむいて一口大に切り分けます。

沸騰した湯に塩(分量外)を加え、ブロッコリーを茎から順に入れ、くたくたに柔らかくなるまで15分ほどゆでます。

フライパンに、オリーブ油とにんにく(みじん切り)を入れ、じっくり香りが出るまで炒めます。

にんにくの香りがたったら、たまねぎ(みじん切り)を加え、たまねぎが透き通るくらいまで炒め合わせます。

ブロッコリーが柔らかくなったら、湯を切ってフォークでつぶします。

つぶしたブロッコリーと炒めたたまねぎを合わせ、生クリームを加えて火にかけます。

5分ほど中火で煮つめます。

ヘラで混ぜたとき、筋ができるくらいにとろみがついたら、塩で味を整えます。

これで、ブロッコリーのクリームソースのできあがりです。
※料理が冷めてから清潔な容器に移し、フタをして冷蔵庫で保存しましょう

ブロッコリーのクリームソースのアレンジ料理

クリームソースを温めて、ゆでたマカロニやパスタに絡めるだけで、アレンジ料理ができあがります。

ゆでたじゃがいもやパンに塗るのもおすすめです。

常備菜を保存するときのポイント

次の3つの点に気をつけて、常備菜を上手に保存してください。

1. フタつきの容器を用意。

2. 料理が冷めてから、清潔な容器に入れ、フタをして冷蔵庫で保存。フタを閉めるときにできるだけ空気を抜く。

3. 容器から常備菜を取り分けるときには、清潔な箸やスプーンを使う。

※紹介した常備菜の保存期間は目安です。季節によっては早めに食べきるようにしましょう


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