えがお先生のだれでもカンタン☆笑顔写真レッスン♪(1)【おそと編】
はじめまして!どんな子どもも笑顔にしちゃう、笑顔写真家のえがお先生です。
突然ですが、質問です。あなたは子どもの写真、バッチリうまく撮れているでしょうか?
「子どもがカメラ目線をくれない」「シャッターのタイミングが合わない」「いつもおなじようなポーズになっちゃう」ということはないでしょうか?
この連載では誰もが「ステキ!」と言いたくなるような、子どもの笑顔が引き立つ写真の撮り方をお伝えしていきます。
第1回は『おそと編』と題して、外だからこその撮れる笑顔写真の撮り方を書いていきますね。子どもとお出かけするときに、チャレンジしてもらえたらうれしいです。
笑顔写真の撮影術「あそびシャッター」
子どもの最高の笑顔を撮ろうと思ったら、なによりも大切なのが「あそびながら撮る」ということ。
私はその撮影方法を『あそびシャッター』と呼んでいます。
今回チャレンジするあそびシャッターは3つ!
・風船ブ~
・ママかいじゅうがやってきた!
身近なものを使って、あそびかたを工夫しながら、子どもと写真撮影を楽しんでいきましょう。
今回チャレンジしてくれる1組目は内田さん家族。いつもはママが写真を撮る担当ですが、今日は見守り役になってもらい、パパがカメラ係に!お子さんは、そうすけくん。2歳半の男の子です。
シャワーメリーゴーランド
ペットボトルで自作したシャワーを使います。
作り方は簡単!ペットボトルをハサミで真っ二つに切って、底の部分に穴を開けて、完成。
子どもがケガしないよう、切った部分はテープを貼っておくと安心です。
右手(利き手)にはカメラ、左手にはペットボトルのシャワーを持ち、ペットボトルは子どもの頭より少し高めに持ち上げます。シャワーのように水が降ってくることで、子どもは「きゃー!」とはしゃいでくれます。
その表情にピントを合わせて、シャッターを押してみましょう。
パシャリ!
あれ~、表情があまり見えません。
内田パパ「子どもがペットボトルをめがけて取りに来るので、うまく撮れないですね。」
ここであそびシャッター「シャワーメリーゴーランド」のうまくできるコツを解説します!
①スタートラインを決めて、子どもにそこに立ってもらいます。「よーい、スタート」の合図で子どもが駆け寄ってきたところをすかさず写真に撮りましょう。 ②ペットボトルを回しながら、シャッターを押していきます。子どもがシャワーを追ってくるくらいのスピードで、メリーゴーランドのように体ごとグルグルと回ってみましょう。
さあ、再チャレンジ!パパの「よーい、スタート!」の合図で、そうすけくんがシャワーのほうをめがけて駆け寄ってきます。
そうすけくんがシャワーにタッチしました。ここでペットボトルを回しながら、シャッターを押していきます。
さあ、パパはどんな写真が撮れたんでしょう?!見てみましょう。
パシャリ!
パシャリ!
パシャリ!見事、最高の笑顔が浮かびあがる瞬間を撮ることに成功しました!
風船ブ~
次は風船を使ったあそびシャッターです。風船がだいすきなお子さんは多いですよね。
ただ風船を持って写真を撮るのではなく、こんなふうにあそびながら写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
あそびシャッター「風船ブ~」のやり方はいたって簡単。
① まずは風船を膨らませます。 ② その風船の口をつまみ、風船から空気がもれないようにします。 ③ 風船の口を子どもの顔にブ~とふりかけながら、シャッターを押します。
風船の口をつまみます。もうすでにそうすけくんは笑顔!パパもすかさずシャッターを押します。
そして風船の口をそうすけくんに向けて、ブ~と空気を抜きながらパシャリ!
なんともくすぐったそうな写真が撮れました。ナイススマイル~!
パパに感想を聞きました。
内田パパ「普段はママに撮ってもらっている立場ですが、今日は子どもの真正面から写真撮影をして、子どもの気持ちの部分まで撮れた気がしました。」
見守ってくれていたママにも感想を聞いてみました。
内田ママ「普段のあそびと変わらず、パパがカメラを構えられていたので上手だなと思いました。ママって普段、写真に写っていないことが多いんです。実際にパパのほうが私よりも写真上手なので、これからはパパにカメラ係を担当してもらいたいなと思います。」
次にチャレンジしてくれたのは2歳9か月の男の子・けいくんのママである南さん。
普段、写真を撮るときのお悩みは「シャッターをいつ押せばいいのかわからないこと」。
連写で撮るので、写真を整理するのが大変だといいます。
さあ、けいくんの笑顔を撮ることができるのでしょうか?!
ママかいじゅうがやってきた!
南ママがチャレンジするのは、あそびシャッター「ママかいじゅうがやってきた」。
準備するのは、水を入れていない水鉄砲です。
① 「はっはっは~!ママかいじゅうだぞ~!」のように子どもに声かけをします。こうすることで、『ママがかいじゅうになった』『やっつけなくちゃ』というシチュエーションをつくります。 ② 水鉄砲を手にした子どもが立ち向かってきたら、「全然いたくないぞ~」「わ!やられた~」などのリアクションを取りながら、写真を撮ってみましょう。
「ママかいじゅうだぞ!倒してみろ~」と南ママが声をかけました。
そこですかさず、パシャリ!
あぁ、惜しい!焦ってしまったのか、けいくんが写真からはみ出してしまいました。
ここでワンポイントアドバイス!
子どもの動きを予測して、タイミングに合わせてシャッターを押してみましょう。子どもが動いたあとに撮影すると、どうしてもシャッターを切るのが遅れてしまい、ブレてしてしまったり、はみ出たりしてしまいます。
子どもが動くタイミング合わせて、シャッターを押してみます。
次はタイミングを合わせて・・・
パシャリ。ナイススマイルです~!
南ママ「子どもがこっちにくるのがわかったので、その瞬間にシャッターを押しました。」
子どもとのタイミングがバッチリ合いました。子どもがママのほうに向かってくる躍動感も表現することができました。
今回は「おそと編」として、公園で楽しめるあそびシャッターを紹介しました。いかがだったでしょうか?
どれも簡単で、子どもが喜ぶあそびばかりです。
子どもへの愛情をたくさんこめて、シャッターを押してもらえたらと思います。写真には撮る人の愛情が写りますのでね。
親子の大切な思い出をたくさん写真に記録していきましょう!笑顔写真家・えがお先生でした。
年間1000組以上の家族写真を撮影している。その他、家族向けの写真講座、撮影会を各地で開催。
1986年新潟県三条市出身、大阪府在住。
新潟大学教育人間科学部卒業。
大学生のころ、旅行先で出会ったこどもの笑顔が深く印象に残り、「笑顔」を撮影する写真家を志す。
『写真撮影が変われば、親子の笑顔は増える』という考えから、笑顔写真の撮り方「あそびシャッター」を10年間かけて考案。
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