暑さで体力を消耗するとかかりやすくなるのが、夏に流行する感染症です。ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)などがその代表例。プールや水遊びなど水を介して感染が広がるのが特徴で、この時期は特に注意が必要です。
感染症にかかってしまうと、お子さんのいるご家庭で持ち上がるのが「お薬をどうやって飲ませるか問題」ですよね。
今回はすくコムの記事を読んだみなさんからいただいたエピソードや声をもとに、子どものお薬の飲ませ方について考えます。
話題にしているのは こちらの記事!
おくすりイヤイヤ! ムリヤリ飲ませて大失敗!?【PR】
「ムリヤリ飲ませて大失敗」…我が家でも!
毎回悪戦苦闘でした。
嫌がる子どもにどう薬を飲ませる?
何とか薬を飲んでほしい、でも無理やり飲ませるのもかわいそう…じゃあ、どうすれば?
薬の専門家に聞きました。
薬を水以外の飲み物や食べ物に混ぜると…?
一般的に、ミルクなどメインの食事には薬を混ぜないほうがいいと言われています。主要な栄養源の味を変えてしまうと、薬の味のせいで、子どもが主要な栄養源のほうまで飲んだり食べたりしなくなってしまう恐れがあるからです。
また、牛乳やヨーグルト、アイスなどに混ぜると、牛乳に含まれるカルシウムと薬の化合物が結合して吸収されなくなってしまったり、ジュースに混ぜると、酸で錠剤のコーディングがとけて苦みが増してしまったりする場合があります。影響のないもので飲みやすくする、というのが一番の鉄則です。薬によって違いがあるので、まずは薬剤師に相談してみてください。
おすすめの上手な薬の飲ませ方は?
薬を楽しく飲んでもらえるよう、お気に入りのカップやスプーンを使って、ほめながら飲ませてあげるといいと思います。
粉薬は水で練って頬の裏や上あごにはり付けて、なるべく舌に触れないようにして水や白湯で流すといいでしょう。錠剤はそのまま飲むのが基本ですが、薬によっては砕いても問題ない場合もあります。
また服薬ゼリーなど便利な補助製品もありますので、お子さんがなかなか薬を飲んでくれば位場合は、そういったものを活用してみてもいいと思います。
(慶應義塾大学薬学部教授:望月眞弓さん)
薬が苦手な子どもには「服薬ゼリー」が便利
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あの手この手!我が家のお薬大作戦
そのほか、すくコム読者のみなさんから、さまざまなアイデアも寄せられました!
ごほうび作戦
*「この薬を飲んだらお菓子を食べられるよ~」とお菓子で釣ります。
*「これが飲めたらおばあちゃんのお家に遊びにいけるよ」と誘います。
キャラクター作戦
*ぬいぐるみに応援させたりと、目先を変えて何とか飲ませています。
*指人形や大好きなパペットを使ってお話しながら飲ませたりしています。
*薬の袋に好きなキャラクターの絵を書いて、「○○○」のお薬だよ!と呼びかけるとすんなり飲んでくれることがありました。
演技作戦
*お店屋さんとお客さんのように「いらっしゃいませ~」「今日はちょっと咳がでてましたね~」「自分で飲みますか?お母さんが飲ませましょうか?」など会話をしながら、準備~飲むまでをすると、子どももお客さんの気分で楽しんで飲んでいます。
*まずはお人形に飲ませるフリをして、上の子に飲ませるフリをして、次は自分の番だという感じを出してから飲ませるようにしてます。
特別感作戦
*粉薬の時は可愛い器に服薬ゼリーとともに入れてデザートのようにやってみたら喜んで服薬するようになりました。
*「〇〇くんだけお薬が飲めるんだよ」「いいなぁ」と飲む前からとにかく特別感をアピール。
参考になりましたか?安心して毎日を過ごすために、医師はもちろん薬局の薬剤師にも、ぜひかかりつけを見つけてみてください。薬や病気について悩んだときに、気軽に相談できる人が近くにいると、心強いですよ。
エピソードをお寄せくださったみなさん、ありがとうございました。
すくコムでは、いざ、こどもにお薬を飲ませないといけない!となったときに困らないように、こどもの薬の基礎知識や、役立つ情報をお知らせしています。ぜひご覧ください。
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