子どもと一緒に虫を飼おう!(3)お世話
子どもが捕まえた虫を、どうやって飼育すればいいのかわからないことがありませんか?
そこで、子どもと一緒に、手軽に虫が飼える方法を紹介します。
子どもが生き物と触れ合うチャンスを大事にしてあげたいですね!
講師: 西山真樹(足立区生物園 解説員) お子さんが公園や道端でつかまえた虫、どうしていますか? 虫が苦手なパパ・ママでも大丈夫です。虫の魅力や育て方を、楽しくわかりやすく紹介します。
今回は、子どもたちに大人気の昆虫「カブトムシ」のお世話を紹介します。
飼育ケースは、逃げ出さないようにフタのあるものを使い、昆虫用の土と、止まり木を入れます。
では、どんなお世話をすればいいのでしょう。
カブトムシのお世話
カブトムシの毎日のお世話に必要なことは「霧吹き」と「エサやり」の2つだけです。
<霧吹き>
カブトムシは乾燥すると弱ってしまうので、土の表面が乾いていたら、霧吹きで土を湿らせてあげてください。1日に1回、土の表面が湿る程度で十分です。吹き過ぎてビショビショにならないようにしてください。
<エサやり>
カブトムシは甘い果物などが大好きです。でも、果物は腐りやすくお世話が大変になるので、とっても甘い「昆虫ゼリー」を使います。100円ショップでも手に入るので便利ですよ。
昆虫ゼリーはエサ皿に入れてあげます。なくなったら必ず取り換えてあげてください。
これでカブトムシのお世話は終わりです。
カブトムシを飼うときの注意
カブトムシは、ひっくり返ると自分の力で起き上がることができません。弱って死んでしまうこともあるので注意しましょう。気づいたら戻してあげてください。
カブトムシの持ち方
カブトムシを触るのがこわいというパパ・ママ。背中側から、親指と人さし指でしっかり挟むように持てば大丈夫です。
角を持つ方法もありますが、必ず短いほうの角を持ちましょう。長いほうの角を持つと、カブトムシを傷つけることがあります。
カブトムシがひっくり返っている場合は、止まり木につかまってもらう方法もあります。
※虫を触った後は、必ず手を洗いましょう。
お店で買ったカブトムシや生き物は、自然に帰せません。最後まで責任を持って飼いましょう。虫のお世話が大変だと思っているパパ・ママも、飼育は意外と簡単です。ぜひ、お子さんと一緒に挑戦してみてください。
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