「ごっこ遊び」は子どもの世界を広げる

クリップ
クリップ

3

2018/09/01

出典:すくすく子育て[放送日]2018/09/01

IQなどでは測れない心の力「非認知能力」は、子どもが大好きな「ごっこ遊び」を、楽しみながら遊んでいるうちにも高まるといわれています。誰かになりきることで、人の気持ちを想像するなど、いろいろな力が身についていくのです。

おもしろがって遊び、広げていくことで、創造性・社会性・操作性なども身につくといいます。

ごっこ遊びの見立て

ごっこ遊びを構成するのは、さまざまな“見立て”です。

自分のなりたい役になり、そのふりをする、役割見立て。

目の前にあるものを別のものに見立てる、モノ見立て。

おうちやお店、基地などの、場見立て。

これらの見立てが連動して、ごっこ遊びが深まっていくのです。

親はごっこ遊びにどう関わる?

大人は、ごっこ遊びにどう関わればいいのでしょうか?

まずは、環境作りです。どこに何があるかがわかりやすいと、子どもが自分の意志でものに関わりやすくなり、遊びに集中できます。

また、子どもは身近な人や出来事をまねしたがります。いろいろなイメージが膨らむように、お出かけしたり、絵本を読んであげたりしましょう。

そして、子どもが求めてきたら相手をしてあげることです。簡単なやりとりでも、子どもはとっても楽しくてうれしいんです。

ごっこ遊びの相手をやめるときは?

でも、ずっと遊びの相手をするのは大変ですよね。
そんなときは、子どもの世界観を邪魔しないように、その場から離れましょう。

「次の配達に行きま~す」「クマさんのお店に買い物に行くね」など、うまく役になりきって声かけできるといいですね。


夢中になることで、いろいろな力がつく「ごっこ遊び」。
ときどき、子どもと一緒に楽しんで、遊びの質を上げるお手伝いをしてみましょう。



「非認知能力」って、どんな力?

非認知能力を育てるには、いつから、どんなことをすればいい?

非認知能力を育むために、どんな遊びをすればいい?

親は子どもの遊びにどう関わればいい?

子どもに接する時間が少ないと、心の育ちに影響はある?

非認知能力と性格に関連性はある?


PR

×     閉じる