デリケートな子どもの肌。特に、日ざしが強い時期は紫外線が気になりますよね。日焼け止めクリームはどう選べばいいの? ふだんのスキンケアで気をつけることは?
そんな紫外線対策とスキンケアの疑問にお答えします。
専門家: 馬場直子(神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長)
すくすくポイント
紫外線対策について
紫外線には、健康に良い面と悪い面があります。 以前は、健康に良いと考えられていて、母子手帳にも「赤ちゃんを日光浴させましょう」と書かれていました。でも、1980年代に入ると、光老化・皮膚がん・白内障といった悪い面が注目され、できるだけ遮光しようという風潮になっていきました。しかしながら、遮光し過ぎたことが影響したのか、今度はビタミンD不足による、くる病の増加が問題になりしました。 研究が進み、いろいろなことがわかるにつれて、対策が変わることは当然だと思います。今言えるのは、極端にならないこと。紫外線の浴び過ぎには注意が必要ですが、まったく浴びないことも問題です。ご家族で、上手に紫外線とつきあっていただきたいと思います。 (馬場直子さん)
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