東京都にお住いのご家族が、はじめてのホットケーキ作りに挑戦しました。5月の「母の日」、ママに秘密でプレゼントを作ろうという計画です。
「僕は仕事で帰宅が遅くなることや出張も多いので、いつも頑張っているママのために子どもたちと一緒にプレゼントをしてみたい」と、パパの竜成さん。
4歳の莉玲(りれい)ちゃん、2歳になったばかりの莉音(りのん)ちゃんも「やりた~い!」「上手にできるよ!」とやる気満々です。
3人でのお料理ははじめてのことばかり。さてさて、上手にできるかな?
ママが大好きなお花でお部屋の飾りつけ!
パパのお仕事がお休みの日。ママには内緒で作りたいので、一人でお出かけしてもらうことにしました。
「3時のおやつの時間までは帰らなくていいよ」と、出来上がる前に帰ってこないように時間を念押しします。
「じゃあ久しぶりにお買い物でも行こうかな。行ってきます!」
ママが出かけたところで、まずはお部屋の飾りつけ。パパと一緒に秘密で買いに行った飾りを出して、壁に貼り付けていきます。
広げればお花になるペーパーも、「ほらね。上手にできるよ」と莉玲ちゃん。
パパは後ろから心配そうにしばらく見つめていましたが、「ママはお花が大好きだから、喜ぶと思うよ」「ソファに落書きして叱られちゃったところも、これで隠れるんじゃない?」とニッコリ。
「そうそう、カードも仕上げなきゃ」と、パパはカードの仕上げに取り掛かります。
「いつも本当にありがとう!」まではスラスラ書けたけど、あとの言葉はなんだか恥ずかしい。
カードとにらめっこしているパパの横で、莉玲ちゃんは楽しくお絵描き。
「りれいの絵はもう貼ってあるもんね。パパ頑張ってママにお手紙書くんだよ」と莉玲ちゃん。
「のんちゃんも!」と、莉音ちゃんも絵を描いて見せてくれました。
ママに「ありがとう」のホットケーキを焼くよ!
今日使う材料は、森永ホットケーキミックス、卵、牛乳。
「ココア味もつくりたい!」という二人のリクエストで、森永牛乳で飲むココアもプラス。そしてデコレーションには、森永チョコレートシロップ、そして、ママも子どもたちも大好きなフルーツ、イチゴとブルーベリー、さらに製菓用のトッピングをたくさん用意しました。
パパの竜成さん、実はホットケーキを作るのは今回がはじめて。
「いつもはママが作ってるからなあ……」
商品パッケージの写真のようにうまく膨らむのか心配です。
「パパがまず卵を割るから見てて」「のんちゃんもやる!」「じゃあ一緒にやってみよう!」
少し殻は入ってしまったけれど、「大丈夫、入ったらとればいいんだよ」とパパ。
と、ここで「あーっ!」と、何かを思い出した莉玲ちゃん。
「ねえ、エプロンつけるの忘れてるよ!」「本当だ。おそろいのエプロン用意したんだった」
慌ててエプロンをつけます。「さあ、これでいい?」「パパ忘れんぼだね」「あはは」
「はじめてのエプロン、のんちゃんもなかなか似合ってるね!」
気を取り直して、牛乳を計り入れ、泡立て器でまぜまぜ。
「ふむふむ、ここはしっかり混ぜるんだって。黄身をつぶしてまぜまぜするんだぞ」
莉玲ちゃんは、「パパはお料理のことも知ってるんだね。かっこいい!」とうれしそう。
「あはは。実はパッケージの裏面につくり方が書いてあるんだけど・・・」とパパはゴニョゴニョ。
ここで緊急事態!
「のんちゃん、ねむい」「つかれちゃった」とのんちゃんが目をこすります。
「のんちゃんねむいの? じゃあ、りれいがんばるから、おひるねしていいよ」と莉玲ちゃん。
のんちゃんはここでお昼寝タイムとなりました。
さあ、ママが帰ってくるおやつの時間までに完成できるかな?
「ふんわりホットケーキの基本の焼き方・表ワザ5カ条」も紹介!
莉玲とパパでのんちゃんの分までがんばる!
「のんちゃんねちゃったね」と言いながら、ちょっと嬉しそうな莉玲ちゃんは、お手伝いが大好き。おばあちゃんの家ではハンバーグをコネコネしたことも。
「りれいがいるから大丈夫だよ、パパ」と、寝てしまった莉音ちゃんの分もせっせと生地作りを進めます。
「莉玲が頑張ってくれるから、ママが帰ってくるまでにできそうだね。パパも助かるよ!」
今回はプレーンとココア味の2種類を焼くことに。
「粉を入れたら、今度はたくさん混ぜすぎるとふんわり焼けないみたいだよ」とパパ。
「これくらい?」「もうちょっとかな?」と様子を見ながらまぜまぜします。
パパが「よおし、焼いてみるか。高いところから生地を入れるんだって」
「そんなに高いところから?」と莉玲ちゃんはちょっと心配そうに見守ります。
プツプツしてきたらすぐにひっくり返して…
「うわあ! パパすごいね。ふんわりホットケーキが焼けたね!」
パッケージの写真のように、「厚さ2.3cm」くらいに膨らみました。
ふんわりホットケーキの基本の焼き方・表ワザ5カ条
- 【表ワザ第1条】卵と牛乳は、先に混ぜる!
- 【表ワザ第2条】次にミックスを加え、軽く混ぜる!
- 【表ワザ第3条】生地を高めから一気に落とす!
- 【表ワザ第4条】弱火で3分!泡が出たらすぐに裏返す!
- 【表ワザ第5条】ためらわず一気に裏返す!
ママが喜んでくれるようにかわいくデコレーション!
デコレーションは生クリームとママの大好きなフルーツ。
製菓用の飾りもたくさんの種類を用意しました。
「キラキラしてかわいいよ。これがあまくておいしいの」と莉玲ちゃんが教えてくれます。
パパはデコペンでプレートにメッセージを書き込んでいますが…
「あんまりじっと見てたら手が震えるよ」
そしてパパが絞り出してくれた生クリームの上に、莉玲ちゃんがセンス良く盛り付け。
パパが仕上げに森永チョコレートシロップをクルクル。
「今思い出したけど、パパは高校生の時はパティシエになりたいと思ったこともあったんだよ。ちょっと夢見ただけで実際には何もしなかったけどね。こうして莉玲やのんちゃんと一緒にケーキを作れるなんて思わなかったな」
いつもは料理をする時間がなかなかとれないパパも、充実した時間を持てたようです。
「いつもありがとう」パパと子どもたちからのプレゼント!
3時、おやつの時間。「ただいま!」とママが帰ってきました。
リビングのドアを開けたらそこにはかわいいケーキとパパと莉玲ちゃん。
「わ~! 美味しそう。これ、もしかして作ったの?」
「ママおかえり! パパと一緒に作ったんだよ! のんちゃんは途中でお昼寝しちゃったの!」
「それでね、パパね、『ありがとう』って書こうと思ったのに『ありがと』になっちゃったの」
「いちごとかブルーベリー食べないでがんばったよ!」「ママにありがとうの日だよ!」
莉玲ちゃんは大はしゃぎです。
お昼寝中ののんちゃんもゴソゴソと起きだして、カードのプレゼントを3人で渡します。
ママは「これ3人で作ってくれたの? うれしい!」と大感激です!
久しぶりの一人でのお出かけでおしゃれをしていたママ。
「ママ、お洋服もかわいいね」「プリンセスみたい!」と子どもたちも嬉しそう。
ママに見せるまで、食べたい気持ちを我慢していた莉玲ちゃん。
「早く食べようよ!」
「みんなありがとう! いただきま~す!」
「ふんわり本物のケーキみたいね」「しっとりしてて美味しい」とママも嬉しそう。
最後はみんなでペロリと平らげました。
「パパ大好きな二人が、パパと力を合わせてこんなに素敵なプレゼントをしてくれるなんて最高です。パパは誕生日に花束をくれることもあり、とても優しい人ですが、ホットケーキをこんな風にアレンジできるなんて知らなかった。本当に驚きました。莉玲に聞いたら私よりパパのほうがふんわり上手なんていうんですよ。これからもホットケーキはパパに焼いてもらおうかな。パパからのメッセージも 初めてもらって感動しました。これからも家族みんなで楽しく過ごしていきたいと思います」(ママ・紀恵さん)
「僕は普段、料理をする時間もなくて、今回ちゃんとできるか心配でしたけど、だからこそパッケージの裏に書いてある作り方に忠実に作ったことが成功の秘訣じゃないかな。粉を入れてから混ぜすぎないとか、30cmの高さのところから生地を落とすとか、そういうことでふんわり焼きあがるんですね。面白かったな。トッピングは莉玲のセンスに脱帽です。子どもっていつの間にかいろんなことができるようになっているんですね」(パパ・竜成さん)
「はじめてのお菓子づくりでママにプレゼント」、大成功です!
みなさんも、母の日、父の日、お誕生日などに、家族で一緒にホットケーキ作り、ぜひチャレンジしてみてくださいね!