こちらの記事でも紹介した、おやつタイムが楽しくなる菓子育えほん「メルとマールのピクニック」は、読んで楽しいだけでなく、実際の食シーンと結びつけることで、お子さまの食への関心を高めるきっかけ作りになる絵本です。
そんな「菓子育えほん」を使った食育プログラムを実施するということで、「にじいろ保育園 上鶴間本町」にお邪魔してきました。普段から、食の楽しさを感じてもらう食育を数多く実践している保育園では、どんな風に絵本を活用しているのでしょうか?
食育プログラムを考案した栄養士・舘内先生より
菓子育えほん「メルとマールのピクニック」を読んだあとに、実際にメルとマールが持っていたビスケットを食べたり、かばのおばさんがつくっていたホットケーキを一緒につくったりする食育プログラムを実施しました。今回は、クッキングもあるので4〜5歳を対象にしていますが、絵本自体は、2歳後半ぐらいのお子さまから楽しめると思います。
クイズ?お菓子のかくれんぼ? いろんな遊びを楽しもう!
この絵本には、低年齢のお子さまでも楽しめる工夫が散りばめられています。
ピクニックに出かけたメルとマールが森の仲間に出会うシーンは、ページをめくる前に「これは何の動物かな?」「くまさんかな?」「かばさんかな?」など、クイズのように読み進めることができます。
また、絵本のいろいろなところにお菓子がかくれているという、子どもゴコロをくすぐる楽しいサプライズが盛り込まれています。
「わ!ほら、ここにチョコのちょうちょ!」と次々に見つかる「かくれお菓子」
ほんのひと工夫!いつものおやつで「食育タイム」
読み聞かせが終わると、この日は森永製菓さんからのスペシャルプレゼントで、ビスケット「マリー」が配られました。
絵本の中で、かばのおばさんや、ぶたのこどもも食べていたビスケット。
ただ食べるだけでなく、「どんな味がするかな?」「どんな音がする〜?」と、子どもの五感に訴えるように先生が声かけをしていきます。
「食べたら、どんな音がする?」
——サクサクする!
——カリカリって音がする!
「どんな味?」
——「あまーい!おいしい!」
——「ミルクの味がするよ。」
ビスケットを食べた子どもたちは、絵本に登場するキャラクターの言葉をマネしながら、食べた感想を言葉にしていました。こうして、普段は何気なく過ぎていくおやつの時間も、自然に「食育」の時間に変えることができるんですね。
クッキングのワクワク感も2倍になる!
さいごは、「かばのおばさんのホットケーキ」をつくるクッキングの時間。絵本を見せながら、「このホットケーキをつくるんだよ!」と説明すると、子どもたちも大喜び!
自分たちで焼いたホットケーキをペロリと完食して、あっという間にプログラムが終了しました。
いかがでしたか?
こんな風に保育園の食育プログラムで活用されている菓子育えほん「メルとマールのピクニック」。ご家庭でも、おやつタイムの前に読んで、お子さんに「どんな音がする?」「どんな味がする?」と聞いてみてくださいね!
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