お子さんが生まれてすぐから、始まる授乳。年が明け、春から保育園に入園されるケースなど、母乳をやめたり減らしたりすることを考えているママもこの時期多いのではないかと思います。
すくコムでは過去に「卒乳・断乳」について特集記事として取り上げたことがありますので、この記事の筆者の経験も交えながら、ご紹介していきます。
おっぱい卒業のタイミング
赤ちゃんが生まれたときから生活の一部だったおっぱいをやめるのは、母も子も不安や寂しさが付き物ですよね。ママが納得のいくタイミング・方法を探ってみましょう。
▼こちらの記事が参考になります。 子どもとママにとってベストなおっぱい卒業のタイミングは?
「完全にはやめない、減らす」という方法もあります。
筆者は4月から保育園に入園する娘が、9ヶ月だったので「まだあげたい、でもやめなければいけない・・・」と思い込んで悩み、出産した助産院へ相談に行ってみました。すると「日中の母乳をやめても、夜だけはあげるという方法もあるよ!」と、思ってもみなかったアドバイスがもらえたのです。すごくほっとしたのを覚えています。
急な変化になると母子ともに辛いので、3月に入った頃から徐々にお昼は離乳食をなるべく進めて、授乳の量・回数を減らすように心がけました。でも欲しがる我が子を目の前に完全にはやめられず・・・ なので、4月になって職場復帰すると、しばらくは日中にも母乳が作られすぎて、おっぱいが張ってしまいました。
「張りすぎてどうしても辛いときだけ、ほんの少しだけ絞るように」と助産師さんに教えてもらったとおりにすると、張りは4〜5日で落ち着き、しばらくすると身体が授乳間隔に慣れて、夜だけ授乳するということができるようになりました。
職場の化粧室で、同じタイミングで職場復帰したママ同僚と、お互い痛む胸(そして心も!)を抑えながら励ましあったのは、いい思い出です。(笑)
卒乳なのか、断乳なのか?
卒乳には「子どもが自らおっぱいを求めなくなる」、断乳には「ママが期限を決めておっぱいをやめさせる」、というニュアンスが含まれています。
▼こちらの記事が参考になります。 卒乳 or 断乳?それぞれのメリット・デメリット
母乳卒業について周りのママに話を聞くと、出産エピソードと同様、本当にいろんなエピソードがあるなぁと思います。「卒乳」を目指していたけれど結果的に「断乳」になってしまったとか、おっぱいに絵を描いた(!)というエピソードも・・・
筆者には2人の子どもがいますが、どちらとも「2歳になったらおっぱい(夜だけの授乳も)卒業する」と決めて実行しました。誕生日が近づくと、毎日本人に「2歳になったら、もうおねえさん(おにいさん)になるから、おっぱいとバイバイしようね。」と話をして、カレンダーにも印をつけ、日にちを一緒に数えたり、もうすぐさよならすることをわかりやすく伝えていきました。
その話を後で友人にすると、「誕生日までOKでよかったんじゃないの?誕生日はお祝いでうれしい日なのに、その日から大好きなおっぱいとさよならなんて、かわいそう〜。」という感想でした。
なるほど!と思いましたが、私は話をしていて、みんなにお祝いしてもらって、おねえさん(おにいさん)になったんだ!と本人も成長を感じられるその日から、がんばって卒業するというのもよかったかなと思っています。
卒乳すると、寝かしつけや夜泣きしたときに、おっぱいが使えないのは、とても苦しかったです。代わりに夜寝る前に牛乳を欲しがり、夜起きてしまったときも冷蔵庫の前まで行って牛乳を注いであげて・・・というのが続きましたが、その後は少しずつ落ち着いていきました。母は牛にバトンタッチ!
大事なのは子どもにも丁寧に伝えることと、お互いコミットすることだと思います。
突然おっぱいをあげられなくなったとき
ママの意思に関係なく、突然授乳を終わらせなければならない非常事態もあります。
例えば、ママが病気や怪我などで授乳中に服用できない薬が必要、もしくは入院しなければならない。または子どもが病気で入院する場合、など。働くママなら、突然の出張、などということもあるかもしれません。
▼こちらの記事が参考になります。 病気・怪我・働くママ ~突然おっぱいをあげられなくなったとき、どうする?~
おっぱい卒業後は、親子関係の新たなステージへ
子どもがおっぱいを卒業すると、ママの体、そして子どもにも変化が訪れます。授乳を終えたばかりのママは無理せず、体調管理を心掛けてくださいね。
▼こちらの記事が参考になります。 おっぱいを卒業したら ~断乳・卒乳後のママと子どものケアについて~
この記事をまとめた人
ミルクも飲んでくれたら、パパにも授乳してもらえていいなぁと思ったのですが、2人とも哺乳瓶やおしゃぶりを好まない赤ちゃんで、結果的に完全母乳になりました。
2人の子どもの出産は、住まいの近くにある助産院でした。ちょくちょく相談に行けるのも、とても心強かったです!
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