泣ける絵本、笑える絵本・・・いろんな絵本があるなかで、読み聞かせの最中に「なんじゃこりゃ!」と突っ込みたくなってしまう、ふしぎな絵本に出会ったことはありませんか?
そんな作品ほど、子どもははまってしまうもの。何度も「読んで」と言われそうな、ふしぎな魅力をもつ絵本を集めてみました。
主人公は、関西弁を話す「ちくわ」です
中身もさることながら、まず表紙に突っ込みたくなるのが『ちくわのわーさん』。ちくわが口笛を吹いています。
主人公はちくわだし、なぜか関西弁だし、わーさんの行動はいちいちおかしいし・・・とにかく突っ込みどころとユーモアが満載。
「行き先、そこなの?!」と言いたくなる、わーさんの行く末をぜひ見届けてください。
『ちくわのわーさん』
作:岡田 よしたか
出版社:ブロンズ新社
(あらすじ)
のんびり気のいい、ちくわのわーさん。どこかへ向かっているようですが、あちらこちらへ寄り道しては、おひるねしたり、こいのぼりになってみたり・・・夕方までに目的地へたどりつけるのでしょうか。
ガマンの限界を超えたぬいぐるみ
ある日プレゼントとして届けられた謎のぬいぐるみ。付けられた名前は「ほげちゃん」。
絵本『ほげちゃん』は、可愛いようなそうでもないような、ふしぎなぬいぐるみのまさかの暴走に、何度読んでも度肝を抜かれます。
きもちいいまでに暴れるほげちゃんはもちろんですが、どこか呑気でのほほんとした3人家族にもご注目ください。
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『ほげちゃん』
作:やぎ たみこ
出版社:偕成社
(あらすじ)
ぬいぐるみのほげちゃんは、小さなゆうちゃんといつも一緒なので汚れ放題。家族にも踏まれたり、おならをかけられたり、されるがまま。お出かけで置いてけぼりにされたある日、ほげちゃんは・・・
思わず「え?!」と叫びたくなるガムの展開
ページをめくるたび、なんだかそわそわしてしまうのが『ねこガム』。
文字は少なく、ガムをかんでいる男の子が「プー」とふくらませているだけなのに、なぜか淡々と、おかしなことになっていきます。
深く考えず(笑)、ただひたすらふくらみ、吸い込まれていくガムの動きを見守ってください。小さなお子さんにもおすすめです。
(あらすじ)
クチャクチャ。男の子がガムを噛んでいます。プープーふくらませはじめると、風船はどんどん大きくなっていき、やがてふしぎなことに。
木に「ぶた」が実ると、どうなる?
最後に紹介する『ぶたのたね』は、絵本をはじめ、漫画や文芸書などのシュールな挿絵で広く知られる、佐々木マキさんの作品。時代を超えて子どもを魅了する1冊です。
最初から最後まで、ふしぎワールドにつつまれた『ぶたのたね』ですが、なかでも、ぶたがたわわに実るシーンは絶頂。子どものころ釘付けになった覚えがあります。
(あらすじ)
ぶたよりも走るのが遅いおおかみ。「足が速くなりたい」と“きつねはかせ”に相談すると、「ぶたのたね」をくれました。たねを植えてくすりをまくと、木はぐんぐん大きくなり、ついにぶたが実りました。いよいよぶたを食べられると思った矢先・・・
ほんの少しあらすじを紹介しただけですが、ふしぎな世界が伝わったのではないでしょうか? 日常と非日常が混ざったような、絶妙な作品揃い。ぜひお子さんとはまってくださいね。
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