「甘えと甘やかし、どう違う?」「どうする?赤ちゃんが泣いた時」「赤ちゃん どこまでわかっているの?」で放送しきれなかった質問と回答を紹介します。
また、「食事のしつけ」「ダブルケアの悩み」に出演したご家族のその後をお伝えします。
専門家: 大豆生田啓友(玉川大学教授 乳幼児教育学) 岩佐寛子(東京都助産師会 助産師) 小西行郎(同志社大学赤ちゃん学研究センター教授 小児科医)
お兄ちゃんらしく自立させるべき? それとも甘えさせていいの?【甘えと甘やかし、どう違う?】
料理中に泣いたとき、ゲートで子どもと距離をとってもいいの?【どうする?赤ちゃんが泣いた時】
握る力は生まれたときから身についているの?【赤ちゃん どこまでわかっているの?】
「食事のしつけ」の回で、食事のときに遊んだり寝てしまったりで、どうしたら集中して食べてくれるか悩んでいたママ。その後は?
<前回の放送での質問内容>
食事のときに遊んだり寝てしまったり、どうしたら短い時間で食べられる?
▽あれから3か月後の様子
食事のとき、遊んだり寝てしまったりしていたお兄ちゃん。集中して食事ができるようになったのでしょうか。ご自宅に伺ったところ、ちょうど夕食をつくっているところでした。
お兄ちゃんは夕食の準備を手伝っています。
「お手伝いをすると愛着がわいて、いつもより食べようかなという気分になっている気がします。」
きちんと食事をしてもらう作戦は、食事前から始まっていたんですね。
そして、夕食の時間です。以前は子どもだけで食べていましたが、専門家のアドバイスを聞いて、ママも子どもと一緒にご飯を食べるようにしたそうです。ママがにんじんを食べたら、お兄ちゃんもにんじんをパクリ。きちんと食事ができています。
でも、食事をはじめて5分後、急に立ち上がって踊り始めちゃいました。
ママが食事の見本を見せて、きちんと食べるように促しますがダメみたい…
「子どもの椅子を、ハイチェアーから大人と同じ椅子にしたからかもしれないのですが、椅子から下りやすくなって、ちょっと飽きるとすぐ下りて遊ぶようになっちゃいました。」
集中できていなくても、ママはじっと耐えて叱りません。
「以前は脅して食べさせる感じでしたが、楽しく食べることが1番とアドバイスを受けたので、今は一呼吸おいて『次食べられたらすごいよ』『妹のお手本になろうね』のように、褒めてあげるように心がけています。」
そんなママの心がけで、ちょっとした変化があったといいます。
妹の面倒を見るようになり、少しずつお兄ちゃんになってきたのです。今日も妹にご飯を食べさせてあげていました。
「まだまだこれからですが、3人で楽しくがんばっていきます!」
もっともっと、いいお兄ちゃんになってね!
「ダブルケアの悩み」の回で、育児と介護、どちらを優先させたらいいのか悩んでいたママ。その後は?
<前回の放送での質問内容>
育児と介護、どちらを優先させたらいいの?
▽あれから2か月後の様子
仕事、家事、育児に介護(同居の義理の母と実家の父)で圧倒的に時間が足りないと悩んでいたママ。その後どうなったのでしょうか。ご自宅に伺ったところ、ママは以前より大変になっているといいます。
子どもがイヤイヤ期に入り、育児が大変になってしまったのです。
さらに、義母が体調を崩してしまい、何度も病院に連れて行っているそうです。
ママの負担は増えるばかり…確かに大変になっていますね。
でも、うれしいこともあったといいます。
それは、パパが変わってくれたことです。専門家のアドバイスを受けて、家事・育児をシェアすることを約束してくれました。進んでいろいろやってくれるようになったといいます。
この日はパパが夕食を作っていました。
「できることは大してないのですが、自分にできることは何かと考えています。料理は簡単なものしか作れないけど、作れるときは作ってあげたいと思っています。」
夕食作りの他にも、保育園のお迎えや、買い物なども担当してくれるようになったそうです。パパが家事をしている間は、ママはゆっくりと子どもと遊んだり、他の家事をすることができるようになったといいます。
「以前だったら、みんなが寝てから洗濯物を片づけたりしていました。パパがご飯の支度してくれるようになったので、その間に出来るようになりました。みんなが寝てからの時間を、だいぶ自分の時間に使えるようになって助かっています。」
今日パパが作ったのは焼きそば。まだ簡単なものしか作れないけど、これからもっとレパートリーを増やそうと思っているそうです。
「おいしいです。いつも助かります。ふだん言わないけど、心の中で感謝しています。いつもありがとございます。」
「こちらこそ、これからもよろしくお願いします。」
これからも夫婦で頑張ってくださいね!
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