あわてないで!熱性けいれん
子どもは、急激に熱が上がると「熱性けいれん」を起こすことがあります。
日本では、熱性けいれんが起きる確率は8%くらいです。遺伝的要素が大きいといわれています。
実際に「熱性けいれん」を経験したママの話を聞きながら、どのようなものなのか知っていきましょう。
ママ
「子どもが1歳3か月のとき、41度の高熱が出ました。はじめはぴくぴくと、ちょっと苦しそうに『うぅうん』と、うなっていた感じです。その後、けいれんが起こりました。目が白黒してしまって、救急車を呼びました。」
「子どもが1歳3か月のとき、41度の高熱が出ました。はじめはぴくぴくと、ちょっと苦しそうに『うぅうん』と、うなっていた感じです。その後、けいれんが起こりました。目が白黒してしまって、救急車を呼びました。」
けいれんが起きたら、次のように対処しましょう。
<けいれんの対処法>
・まず、服をゆるめて、顔を横向きにして、静かに寝かせる
・けいれんが何分続いているか、時間を計る
・体のどの部分から始まったか、左右の差はあるかなど、よく観察する
・口にものを入れない、体をさすったりゆすらない
・落ち着いたら体温を測る
・5~10分以上続く場合は、救急車を
※動画を撮影しておくと診察のときに役立ちます
ママ
「けいれんは3分くらいで収まり、翌日には熱も下がりました。ですが、そのあと体に発疹ができました。高熱の原因は、突発性発疹でした。」
「けいれんは3分くらいで収まり、翌日には熱も下がりました。ですが、そのあと体に発疹ができました。高熱の原因は、突発性発疹でした。」
<突発性発疹>
生後6か月から1歳半ぐらいの赤ちゃんがかかりやすく、高熱が下がると顔や体に発疹が出る。急に熱が高くなるので熱性けいれんを起こすことも多い。
子どもの発熱は、初めてのことばかりで慌ててしまいます。
けいれんを起こしたときの対処法を、ふだんからシミュレーションしておくといいですよ。
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