親子で地震対策(4)地震発生後の生活ですること

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2020/03/12

出典:まいにちスクスク[放送日]2020/03/12[再放送]2020/03/19

いつ、どこで発生してもおかしくない大地震。
ママたちは、地震に対してどれぐらいの防災意識を持っているのでしょうか。
日ごろから準備しておくべきことを学んでいきましょう!

講師:かもん まゆ(スマートサバイバープロジェクト)
東日本大震災でのママと子どもへの物資支援を機に、東北や熊本で被災したママたちの声を集めた冊子「その時ママがすることは?」を制作。被災地のママの体験を、全国140か所以上で伝えています。

大地震の後、数日間は大混乱になります。ママとしてどんなことが起きるのか、あらかじめ知っておきましょう。

1. 子どもの食べ物を確保しよう!

東北で被災したママから「避難所で、子どもがお腹すいたと言うから、準備していた乾パンをあげたら、いつも食べているものと違うので食べられなかった。」と聞きました。これまで、乾パンを食べさせたことがなかったそうです。

備蓄をする食べ物は、子どもが食べられるもの、元気がでるものを準備しましょう。
非常食は子どもに試食してもらって、口に合うかどうか確かめておくことも大事です。

2. 子どものトイレを確保しよう

避難所には、花火大会のときなどにある仮設のトイレが設置されます。和式のトイレで手すりがなく、段差が高く、またぐタイプのトイレです。オムツがはずれたぐらいの小さいお子さんだと、怖くてトイレに行きたくないなど大変なストレスになる子もいます。
ですので、ダンボールのオマルや、ビニールをかけるだけでできる便座など、今できる準備をしておきましょう。

3. 家族のつながりを確保しよう!

災害後は通話規制が入り、電話がつながりにくい状態になります。
携帯電話各社が提供する「災害用伝言板」などを利用して、家族の安否を確認しましょう。

また、災害用伝言ダイヤル「171」は、30秒のメッセージを最高10件、48時間保存してくれるサービスです。「171」は、毎月1日や防災週間などに体験利用ができますので、一度試しておくことをおすすめします。

<171の体験利用日>

・毎月1日と15日
・正月三が日
・防災週間(8月30日午前9時~9月5日午後5時)
・防災とボランティア週間(1月15日午前9時~1月21日午後5時)

4. 子どもが安心できる場所を確保しよう

避難所には、イライラしたり不安になっている人たちが集まっています。赤ちゃんが泣いたら、一斉に見られるなど、とても安心して子どもとお母さんがいられる場所ではなかったといいます。そういう意味では、私がおすすめしているのは、避難所に行かない準備です。

例えば、震度6の地震がきても、耐震基準を満たしている家であれば倒壊する恐れはありません。小さい子がいるご家庭は、避難しなくてもいいように自宅に備えを始めるのがいいと思います。
ご自宅が耐震基準を満たしているかどうか、一度専門家に確認してもらうといいですね。


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