年齢ごとの食事のしつけ
1歳から3歳まで、年齢ごとの食事のしつけのポイントを太田百合子先生(管理栄養士・東洋大学非常勤講師)に教えてもらいました。
1歳代の食事のしつけ
この時期に大切なのは、生活リズムを身につけて、自然におなかがすくようにすること。
食事の前に、おもちゃを片づける、手を洗う、エプロンをつける、椅子に座る、「いただきます」をするなど、食事の流れを、楽しんで身につけるようにしましょう。
手づかみ食べは、手や指先の感覚を養うのにとても大切です。
思う存分、させてあげましょう。
2歳代の食事のしつけ
だんだん動きが活発になり、自己主張がハッキリしてきます。
食事中に動き回ったりして、困ることもありますよね。
足の裏がちゃんと床につくように椅子とテーブルを調整すると、姿勢がよくなって落ち着いて食べられるようになります。
また、少しずつスプーンやフォークが使えるようになります。
柄が長すぎないものを選びましょう。
スプーンのボール部分の大きさは、口の幅3分の2くらいを目安にしましょう。
3歳代の食事のしつけ
だんだん自分で考えて行動できるようになります。
お皿を出す、食事を盛りつけるなど、お手伝いを通じて、食事の楽しみを広げましょう。
食べるのに時間がかかる悩みも多くなります。
ずるずる長引かせず30分くらいで切り上げて、次の食事までにおなかがすくようなリズムを作りましょう。
お箸は、まだ自己流の持ち方で構いません。日ごろの食事の中で、大人が手本を見せましょう。
折り紙や粘土など、指先を使う遊びをたくさん取り入れて、小学校に上がるころまでに、使えるようになるといいですね。
食事中遊んでばかりでじっとしていない、どうしたら集中して食べてくれる?
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