3回にわたって、子連れでの電車、映画、音楽などを紹介してきましたが、どんなに工夫しても、“子どもといっしょに楽しむ” のは、難しいお出かけ先もあります。
落ち着いて絵を観るのには託児が安心
まずは美術館。子ども向けのプログラムは例外ですが、多くの展覧会(特に絵画)は小さな子どもが鑑賞することに重点をおいて作品を設置しません。目の高さに作品がないので、「静かに観ようね」と言ったところで、子どもには見えなかったりもします(笑)
子どもが作品に触れたりしないかヒヤヒヤしながらだと、せっかくの美術鑑賞も正直なところあまり観た気がしないですよね。
美術館には、国立新美術館や東京都美術館ほか、託児サービスを行っているところがあります。
石川県・金沢市にある金沢21世紀美術館の託児室は展覧会鑑賞はもちろん、周辺を観光する際にも利用できるとのこと。利用条件は各館によって異なるので、お出かけ前に確認し、予約をしておきましょう。
公演に合わせて託児サービスを導入する劇場が増えている
歌舞伎、演劇、オペラ、バレエ…これらも子ども向けの演目をのぞき、マナーを守れるようになるまでは、子どもといっしょに楽しむのは難しいところ。ぜひ託児サービスを使ってみてください。
2013年に生まれ変わった東京・銀座の歌舞伎座は、リニューアル後、公演に合わせて利用できる託児サービスを開始しました。鑑賞客に限り予約をしたうえで、歌舞伎座に隣接した託児室に子どもを預けることができます。
同様のサービスは東京芸術劇場をはじめとする、全国各地の芸術劇場でも導入されています。
大規模な公演が行われる際は、たいていの劇場でこのようなイベント託児サービスが行われますので、「観に行きたいな」というものがあったら、まずは調べてみましょう。会場(もしくは会場付近)で預けられるので、公演の前後は子どもとのお出かけタイムもたっぷり楽しめますよ。
今、この時期ならではのお出かけを楽しもう!
写真提供:金沢21世紀美術館
子どもが小さいうちは、どうしても旅行や外出に制限ができます。でも、子どもが加わったことで、お出かけの楽しみ、おどろき、よろこびもまた変化していくものです。
3才くらいになると、たとえば美術館なら金沢21世紀美術館の「キッズスタジオ」、横浜美術館(神奈川県・横浜市)の「子どものアトリエ」、宮城県立美術館(宮城県・仙台市)の「どようびキッズ・プログラム」のように、親子でアート体験できる場で思いきり楽しむこともできるようになります。親子向けのプログラムを開催している美術館もとても多いので、お近くの施設を調べてみてはいかがでしょうか。
子どもの成長に合わせて身の回りのサービスを上手に利用しつつ、親子のお出かけを楽しめるように工夫していきたいですね!
※ 掲載内容は2015年9月時点での情報です。
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