夏のスキンケア (あせも対策)

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2014/06/11

出典:まいにちスクスク[放送日]2014/06/11


あせも対策

大人に比べて体温が高く、元気に動きまわる子どもはとても汗っかき。放っておくとあせもができてしまいます。そこで、気になるあせもの予防と対処法について紹介します。


講師:馬場直子(神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長)
紫外線やあせも、虫刺されなど、夏の子どもの肌はさまざまなトラブルに見舞われがちです。そこで、肌トラブルの予防から対処方法まで、夏に気になるスキンケアをまとめました。

汗腺を詰まらせないよう、汗をかいたらこまめにシャワー

汗が出てくる汗腺の数、実は大人も子どもも同じです。体の表面積が小さい子どもは、それだけ汗腺の密度が高くなります。隙間がなく、汗腺が窮屈な状態ですので、こまめにシャワーを浴びて肌を清潔に保つよう心がけましょう。汗をかいたら1日に何度でもOK。汗がたまりやすいわきの下、ひざの裏、頭などはとくにていねいに洗ってください。汗がついたままだと、肌の汚れといっしょに汗腺を詰まらせる原因になります。シャワーで汚れを流し、汗がスムーズに出るようにしましょう。ただし、石けんを使うのは1日1回まで。皮脂を取りすぎて肌のバリア機能が低下するのを防ぐためです。石けんを使うときはしっかり泡を立てて、やさしく洗ってあげましょう。

外出時は濡れタオルを活用

9325すぐにシャワーを浴びられないときには、濡らしたタオルを活用しましょう。持ち歩くときは、タオルに保冷剤を包んで少し冷やしておくと汗が一気に引くのでおすすめです。タオルで拭くときは、額や首、わきの下など、汗のたまりやすいところから順番に。こするのではなく、冷たい濡れタオルでそっと押さえるようにしましょう。汗を吸い取ると同時に、肌を冷やすようなつもりで数秒くらいタオルを当てるとさらに効果的です。

チャイルドシートやベビーカーでも汗のかき具合をチェック!

チャイルドシートやベビーカーに座らせているときにも注意が必要です。体がシートに密着するため、気づかないうちに汗をかき、短時間であせもができてしまうことがあります。汗のかき具合をこまめにチェックしてあげましょう。

あせもができてしまったら

あせもができた肌は、清潔を保ちつつ、薬を塗ってケアします。もしも赤いブツブツが増えてしまったり、じゅくじゅくしてきた場合は皮膚科や小児科を受診しましょう。

汗をいっぱいかき、しかも汗腺の密度も高い子どもの肌は、あせものできやすい条件がそろっています。外出中、そして外出後のこまめなケアで、暑い季節を乗り切りましょう。


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