冷蔵庫編
子どもがいる家庭では節電の方法にも工夫が必要ですね。今回は家庭の消費電力の2位を占める冷蔵庫の節電術。家電コーディネーターの戸井田園子さんに教えていただきます。
講師:戸井田園子(家電コーディネーター) 阿部絢子(消費生活アドバイザー) この夏、なにかと気になる電気の使い方。子育て家族でも無理なく実行できる節電術をご紹介します。 >>「まいにちスクスク」ホームページへ
冷蔵庫の収納は7割に
冷蔵庫には食品を詰め込みすぎず、収納量の7割を心がけましょう。ドアを開けたときに冷蔵庫の奥の壁が少し見えるくらいが7割の目安。そして冷気が出てくる冷却口を食品でふさがないように注意しましょう。冷気の流れをよくすれば消費電力も減少。また冷蔵室や冷凍室の温度設定を「中」にするとさらに節電になります。
パッキンをこまめに掃除
パッキンは冷蔵庫のドアをぴったり閉めるために重要な部分です。汚れがつくとドアの密着力が落ち、冷気が外に漏れやすくなってしまいます。こまめに拭き掃除をして密着力をキープしましょう。
冷蔵庫の周辺にすき間を作る
冷蔵庫は中の熱を外に出して庫内を冷やします。スムーズに放熱できるよう、冷蔵庫の放熱口のまわりには十分なすき間を作っておきましょう。冷蔵庫の外側を手で触わり、熱くなっている場所が放熱口です。冷蔵庫の上側から放熱している場合もあるので、ここに物を乗せたりしている場合は要注意。放熱している場所がわからない場合は、取り扱い説明書などで一度チェックしてみましょう。
冷凍室に入れる食品の温度に注意
冷凍庫は中の食品の温度がポイント。凍っている冷凍食品のとなりに室温のお総菜などを入れると、せっかく凍っていた食品まで温度が上がり、余分な電力を消費することになります。冷凍庫が複数に分かれている場合は、冷凍食品と、家でフリージングする食品はなるべく収納場所を分けましょう。一旦凍らせてから使いやすい位置に移動させれば余分な電力を使わずに済みます。
【夏を涼しく過ごすワンポイントアイデア】
空のペットボトルに8分目くらい水を入れて凍らせます。これをタオルで巻き、はずれないようにゴムなどで留めれば「ひんやり抱き枕」の完成。大きいサイズは大人用。子ども用には小さいサイズのペットボトルを使いましょう。
冷蔵庫も夏場に電力消費が増えるもののひとつ。保存のために食品をフリージングをする機会も多くなりますね。ポイントをマスターして上手に使いましょう。
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