傷ついた心のサイン 幼児編
心に傷をうけた子どもにはどんなケアが必要なのでしょう。1回目は、幼児期の子どもへの接し方について専門家にうかがいます。
講師:倉石哲也(武庫川女子大学 心理・社会福祉学科教授) 大きな災害や事故などでショックを受けた子どもたちに親はどう向き合えばいいのか、心のケアと対応の仕方を紹介します。また過去に大きな地震を経験したママたちの体験談からも心構えを学びます。
幼児期は時間や場所の概念が未熟
たとえ遠く離れた場所で起きた地震や津波であっても、幼い子どもはその様子をテレビでみると、まるで自分の近くで起きたように感じてしまいます。また時間の感覚もよく理解できません。こうした幼い子ども特有の不安感をまず知っておきましょう。
行動が変化するのは自然なこと
心が傷つき、それが子どもの行動の変化となって現れるのは自然なことです。むしろ子どもが回復していくために必要なことなので、親として落ち着いた気持ちで受け止めてあげましょう。
傷ついた心のサイン【体の反応】
ショックを受けた直後は体に反応が出やすくなります。体調不良を訴えたり、発熱や腹痛などの症状としてあらわれることも。
【赤ちゃん返りや感情の起伏】
かんしゃくを起こしたり、母親に安心を求めて後追いしたり、指しゃぶりや夜泣きといった赤ちゃん返りのような行動が多くなります。さらに、心の奥の不安を打ち消すようにはしゃいだり、反対にふさぎ込むケースも。
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