ママの気持ち〜こんなはずじゃなかった!イライラ編
講師:大日向雅美 わが子がどんなにかわいくても、毎日の育児は大変! ときに爆発したり、そのことに落ち込んだり、多くのママが人知れず悩んでいます。今週は、ママの心理を長年研究している大日向雅美さんに、揺れ動くママたちの心を軽くするヒントをうかがいます。
<ケース1>こんなこと、ありませんか?
夜中も休めずイライラ
夜中、自分も疲れていて子どもを早く寝させようとしても、ちっとも寝てくれない。ついイライラして、「いいかげんにして!」と子どもを怒鳴ってしまう…。そんなとき、自分の気持ちをどう静めたらいいでしょう。
自分の生活スタイルを子どものリズムに変えていく
子どもは、心も体も静かに落ち着いてはじめて眠ることができます。ところがママがそばで、寝るのを待ち構えるような態度でいると、子どもにも緊張感が伝わって余計に寝なくなります。ここは意識を切り替えて、子どものリズムに合わせて自分の生活スタイルを変えるチャンスだと考えてみてください。夜は9時ころになったら一緒に寝てしまう。ママが先にすーすーと寝息を立てていると、子どもも寄ってきて自然に寝ます。そして朝は4時か5時くらいに起きて家事や仕事をすると、生活リズムが逆に整ってくるはずです。
<ケース2>こんなこと、ありませんか?
自分の思いどおりにならずイライラ
子どもが2歳くらいになると、そろそろ本格的にイヤイヤ期が始まります。歩くのがいや、着替えるのがイヤ。自己主張が強くなって言うことをきかない子どもを相手にしていると、ついイライラがつのります。どうしたらいいでしょう。
イライラ記録表を作ってリズムを知る
子育て中は、自分がわけもなく1日中イライラしているような気がして、余計に落ち込むものです。でも実際には1日の中にも波があるはず。タイムスケジュールを書いて、時間ごとに育児や家事の状況と子どもの様子、イライラのポイントを記録してみましょう。それによって、イライラのピークが何時くらいで、それを過ぎると少し落ち着くんだというようなメリハリがわかってきます。イライラしやすいときが予測できて、自分の行動もコントロールしやすくなります。
子どもに言うことをきかせるより、子どものリズムに自分が寄り添うことでイライラも軽減するそう。そして自分のイライラのリズムを知る「イライラ記録表」もぜひ試してみたいですね。
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- (火)ママの気持ち〜子どもに対する期待と不安
- (水)ママの気持ち〜夫、ママとの人間関係
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