「おかあさんといっしょ」の「出演者交代 発表会見」レポート後編をお送りします。今回は、だいすけお兄さん・ゆういちろうお兄さん・あつこお姉さんにとって、思い出深い「月の歌」についてのお話をレポートします。
▼レポート前編はこちらの記事をごらんください。
「おかあさんといっしょ」出演者交代 発表会見レポート【前編】
だいすけお兄さん・ゆういちろうお兄さん・あつこお姉さんのあいさつ
だいすけお兄さんが東日本大震災で感じたこと
思い出深い「月の歌」と「おかあさんといっしょ」への思い
在任中に起きた東日本大震災は、僕の人生にとっても大きな出来事でした。ニュースで毎日のように、子どもたちが大きなストレスをかかえているのを見ました。 子どもたちのことを番組では、近しい存在として「おともだち」と呼びます。自分たちが”おともだち”と呼んでいる子どもたちのそういう姿を見て、自分たちにどういうことができるだろうと悩んで、当時のプロデューサーとも何度も話し合いをしました。そして特番で実際に現地に行って歌ったり、収録したりしました。 そのときに歌の先生に言われたのは、詩を子どもたちに届けること、メロディーよりもまず詩をしっかり読み込むこと、でした。「おかあさんといっしょ」の歌はすごくわかりやすい言葉、シンプルな言葉を使っているのですが、その言葉を子どもたちに届けられるように、その歌を聞いて、子どもたちの心が少しでも日常の素直に笑い合えるような状況に戻れるようにというのを、心に決めて歌いました。 その中でも特に僕は「ぼよよん行進曲」という歌を、自分の中で魂を込めて歌いました。それが子どもたちや親御さんに伝わったというか、すべてが1つになった瞬間を感じ、歌というのは音楽というのは人の心にちゃんと届くんだなと感じました。そのとき以降、一つひとつの歌、言葉を大切にしていこうと思いました。 月の歌にはどの曲も思い出がありすぎて、どれがというのは選びづらいんですけれども・・・ 「ぼよよん行進曲」もそうですし、「ありがとうの花」は、本当に自分がここに来るまで、いろんな方に支えてもらったというのと、ここに来てからも、たくみお姉さんやあつこお姉さん、よしお兄さん、りさお姉さん、まゆお姉さん、先輩方、いろんな人たちみんなの思いを込めて、見てくれる子どもたちや親御さんにありがとうの気持ちをこの歌に込めて歌ってきましたし、これからもそのありがとうの気持ちを胸に歌を歌っていきたいなという意味では、これからも歌っていきたい歌だなという気持ちが今、あります。 僕は卒業してしまいますけれども、この「おかあさんといっしょ」という番組は本当にかかわっているすべての人達が、この番組が本当に大好きで、子どもたちにいいものを届けようと、毎日遅くの時間までいろんな話をしたり、ときには激しい議論をしながらも常に全員が子どもたちの笑顔のためにがんばっています。 どうぞこれからも「おかあさんといっしょ」をよろしくお願いします。
あつこお姉さんは、あの「月の歌」の思い出で涙・・・
私は今年度の4月の歌の「あおうよ!」という曲です。私が子どもの頃に見ていた速水けんたろうさんが作ってくださった曲で、私が初めてテレビに出たときに流れた曲でもあります。 「あおうよ!」をいろんなところで歌わせていただきましたし、すごく子どもたちと距離が縮まったといいますか、すごくこの歌にたくさん支えてもらいました。 これからもいろんな新しい出会いというのが、たくさんたくさんあると思うんですが、そんなときにたぶんずっと心にあると思いますし、これからも大切に歌いながら、いろんな方たちに出会うことができたらいいなと思います。
ゆういちろうお兄さんは、この歌で子どもの頃を思い出した
これからたくさん歌わせていただくことになると思いますが、オーディションでは「にじのむこうに」を歌わせていただいて、そのときに子どもの頃の記憶がわっと蘇ってきたんですね。 とても好きな曲で、これからもそういう曲に出会っていけるんだろうなと、とても楽しみにしています。
レポート後編は、2人のお兄さんとお姉さんの思い出の歌についてのお話をお届けしました。いかがでしたか?
4月から、あつこお姉さんとゆういちろうお兄さんが届けてくれる歌も、またたくさんのみなさんにとって思い出深い歌になっていくのでしょうね。
だいすけお兄さんへの花束贈呈のときには、BGMにお兄さんが思い出深い歌として挙げた「ありがとうの花」が流れ、筆者も涙があふれてしまいました。だいすけお兄さん、これまでの9年間たくさんの思い出を本当にありがとうございます。そしてこれからのご活躍も楽しみにしています!
すくコムでは、明るい歌声と楽しさいっぱいの演技で、子どもたちやママ・パパを楽しませてくれた、だいすけお兄さんへのメッセージを募集しました。みなさんから寄せられたエピソードをぜひご覧ください。
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