乱暴な言葉づかいをやめさせるには、どのように注意したらいいの?
上の子は、機嫌が悪くなると、言葉づかいが荒くなります。
弟が、自分のおもちゃを取ると腹を立て、手をたたくこともあります。
どうしてこのような言葉づかいになったのか考えると、父親が怒ったときに話す言葉づかいをまねしているのだと気づきました。
子どもの乱暴な言葉づかいをやめさせるには、どうしたらいいでしょうか。
(3歳7か月の男の子と1歳1か月の男の子をもつママより)
子どもは親のまねをするため、親の言葉づかいを改める
回答:岩立 京子さん 子どもは親の様子をよく見て、聞いています。 親が乱暴な言葉づかいをしているのならば、子どもはそれをまねしてしまいます。 親は大人に対して言えないようなことを、子どもには言ってしまいがちです。 子どもの乱暴な言葉づかいを直したいのであれば、親も直すように意識してください。 弟が生まれたということもあり、上の子は少しばかり赤ちゃん返りするなど、様々な変化がある時期だと思います。 加えて、下の子は、お兄ちゃんのおもちゃを取ってしまうなどと、活発なため、上の子のパーソナルスペースに入っているようです。 上の子を注意するときは、上の子の気持ちをまずは認め、プライドを支えてあげるような注意の仕方をするといいと思います。
乱暴な言葉づかいは「お兄ちゃんの役割」の芽生えの面も
回答:遠藤 利彦さん 上の子には、自分が「お兄ちゃん」としての自覚が上の子にはあるのかもしれません。弟が悪いことをしたら、「お父さんのように叱らなくては」と思い、お父さんの口調をまねしている可能性があります。 心理学では、「観察学習」や「モデリング」と言って、自分の好きな人ほど、あこがれの対象としてモデルにするというものがあります。子どもが、お父さんのことを大好きであればあるほど、お父さんの口調をまねするなどということもあります。 子どもが乱暴な言葉づかいをしているのは、「お父さんにあこがれているからなのだ」と考え、子どもを叱るときはその点も注意してあげるといいと思いますよ。
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