ほめ続けて、自信過剰な子にならない?
息子を1日中ほめています。子どもが小学生や中学生になっても、このままほめ続けると、自信過剰な子どもになるのではないかと心配です。
(1歳1か月の男の子をもつママより)
ほめるだけではなく、子どもが「できない」ときに認めてあげることも大事
回答:大日向 雅美さん ほめることは自信につながります。「自信」とは自らを信ずると書くように、生きていく上でとても大事なため、ほめ続けても大丈夫です。しかし、子どもが大きくなるにつれて、言うことを聞かなくなったり、お願いしたことができなくなったりすることも必ずあります。そのように、子どもが「できない」ときにも、認めてあげることが大事です。 また、ママはほめることに一生懸命になると、「次はどういう言葉でほめようかな」と、ほめることを考えてしまい、子どもをちゃんと見なくなることがあるかもしれません。 ただ一方的にほめるだけではなく、子どもの行動を見て、うれしそうな顔をしたら、「やったね!」「できたね!」と、子どもの達成感に共感してあげることが大切です。 先回りしてほめないようにしましょう。
社会の中ではうまくいかないこともあるため、自信家にはならない
回答:大豆生田 啓友さん 子どもは家庭だけでなく、社会の中でも育ちます。例えば、子育て支援施設で他の子と遊んだときに、「他の子におもちゃをとられる」というように、うまくいかない経験をすることもたくさんあります。 そのような家庭の外での経験で、うまくいかないことを乗り越える力がついていきます。 家庭内でほめ続けて自信をもって社会に出て行くけれど、実際には、社会の中ではうまくいかないこともたくさんあるため、自信家になることはないと思いますよ。
いいほめ方・悪いほめ方に関する実験
PR