女の子よりも男の子の方が育てるのが大変なのでしょうか?
大変だと感じる理由に乳幼児期の男の子の特徴が考えられる
回答:榊原 洋一さん 研究によると、胎児期に浴びる男性ホルモンの影響により、男の子は女の子よりも「泣く回数が多い」「活発度が高い」という特徴があることがわかっています。また、男の子は言葉の発達が遅い傾向にあるため、同じ歳の女の子と比べると、自分の気持ちを言葉でうまく伝えられず、だだをこねるようなこともあるのだろうと思います。男の子にはこれらの特徴があるため、女の子よりも育てるのが大変だと感じるのかもしれません。 また、「男の子だからこうあってほしい」「女の子だからこうあってほしい」というような親の期待と、実際の子どもの性格との間に、ズレを感じると、「育てるのが大変だ」と感じることもあるのではないかと思います。
成長するにつれ、女の子の方が育てるのが大変だと感じるママも出てくる
回答:大日向 雅美さん 子どもが成長するにつれて、女の子の方が育てるのが難しいと感じるママも出てきます。 同性であるがゆえに子どもの気持ちが分かりすぎてしまい、「嫌だな」と感じることがあるようです。 研究からは、同性の子どもには厳しく接するようになり、異性の子どもには優しく接するという「性のクロス効果」というものがあることがわかっています。これはママだけでなく、パパにも言えることです。パパが息子には厳しいけど、娘には甘い、ということもありますよね。 このような傾向を感じた場合は、「最近、あなたは娘(息子)に厳しいのでは?」というように、夫婦で声をかけるなどして、フォローし合いましょう。
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