気をそらす
赤ちゃんの成長と共に好奇心が出てくると、新しいものや、好きなものに興味が移ることで泣きやむことも多くなります。赤ちゃんと一緒に楽しむ感覚でやってみましょう。
講師:依田幸子(江東区南砂子ども家庭支援センター センター長) 「赤ちゃんは泣くのが仕事」とは言うものの、やっぱり早く笑顔にしてあげたいし、まわりの迷惑も気になります。そこで今週は「わが家の泣きやませ術」をテーマに、専門家のお話をうかがいながら、みなさんから寄せられた泣きやませ術も紹介します!
【投稿】音楽で気をそらす
7か月の航士くんは、大泣きしていてもママがお気に入りの曲が流れると、泣くのも忘れて聞き入ります。
【投稿】鏡を見せる
8か月の美心ちゃんが泣くと、パパは美心ちゃんを抱っこして鏡の前でユラユラ。美心ちゃんは、いつの間にか鏡の中の自分に釘付けとなり泣くのも忘れてしまいます。ママの姿が見えなくて美心ちゃんが大泣きしたとき考え出した「パパのワザ」です。
【投稿】いない いない ばあ
11か月の真子ちゃんのママは、夕食の準備中に真子ちゃんが泣き出すと、キッチンカウンターの向こうでいろいろなところから「ばあっ!」と顔を出して、「いない いない ばあ」をします。真子ちゃんはママの動きに釘付け、すっかり泣きやみます。
【投稿】「ほんもの」で気をそらす
同じく真子ちゃんのママのワザ。真子ちゃんが泣いていると、パソコンのマウスや財布など、ふだんは触らせないようにしているものを特別に触らせてあげます。どこでも出来るワザではありませんが、「ここぞ」という時に効果てきめんのワザです。
パパやママが出たりいなくなったりする「いない いない ばぁ」は、子ども表情も輝かせてくれますし、大人が使っている「ほんもの」は子どもにはとても魅力的なものです。
赤ちゃんは甘えることから人との関係を学び、自分を大切にしてくれる人に信頼を寄せるようになっていきます。泣きやませのカギは、親子のふれあいの中にあるのかもしれませんよ。赤ちゃんと一緒に楽しむ感覚でいろいろ試してみてください。
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- (月)泣いたときにどうする?
- (火)安心させる
- (水)気をそらす
- (木)環境を変える
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