パパの転勤で社宅に引っ越しました。周囲は単身者ばかりで、家族連れはいないため、平日の昼間は、息子と2人きりになることがほとんどです。
息子は、とても甘えん坊で、私の姿が見えなくなるとすぐに泣いてしまいます。
そのため、家事をするときなど離れなければならないときは、ある程度「泣かれるな」と心構えをするのですが、毎回泣かれると、ストレスになってしまいます。
また、できる限り、息子が機嫌よくいられるようにと思っているのですが、何度あやしても泣き止まなかったりすると、「もう!」と大声をあげてしまい、その後、自己嫌悪に陥ってしまいます。
(10か月の男の子をもつママより)
ときどき「小爆発」をしてもいい
回答:大日向 雅美さん 「お子さんが泣く声が耐えられない」「泣いているから早くそばに行ってあげたい」と思うのは、とても大切な感性です。大事にしてください。 ただ、ときどき、子どもに感情を伝えて「小爆発」をするといいと思います。 いつも何があっても笑顔でいるのは、まるで感情の無い人形のようです。感情の無い人と一緒にいることは、子どもの発達にとって決していいことではありません。怒っている人のエネルギーを感じることも大事です。 感情を伝えるといっても、「感情を込めて怒ること」と「感情的に叱ること」は違います。 「感情を込めて怒る」というのは、感情を込めて「嫌だ」と言うこと。ママが感じた素直な気持ちを子どもにも伝えてみましょう。 「感情的に叱る」というのは、感情的になって叩いてしまったり、芋づる式に3日前のことを引きずり出したりすることです。このような叱り方は、お互いに後味が悪くなるので、気を付けてください。 24時間毎日子どもに追いかけまわされてイラッとしないママはいないと思いますよ。 ママの素直な感情を受け取るのは、子どもの成長にとっても必要なことです。
ママ自身のケアを心がけて
回答:倉石 哲也さん 1日何分でも良いので、好きな音楽を聴いたり、好きな本を読んだりと、自分の好きなことに使える時間を作って、セルフケアをしてください。旦那さんに話を聞いてもらっても良いと思います。このようなセルフケアが心の余裕に繋がるひとつの方法かと思います。 人はイライラすると、身体が緊張したり、呼吸が浅くなったりします。 イラッとしてしまったときは、深呼吸をしてみたり、身体を伸ばしてみたりして、気分が落ち着けてみてください。
ママになったら、子どもがいるから、自分の時間がなくて当然だと思っていたので、セルフケアについては考えたことがありませんでした。
自分のストレス発散のために何かをしようとすら思ったことがありませんでした。
マルチな自分を探すことも大事
回答:大日向 雅美さん ママになるということは、今までの自分に「ママ」が追加されたと考えてください。「自分の時間がなくて当然」と思わないでください。 「ママ」ではない1人の人間としての面も大事にしましょう。 自分の時間を作って、ママがゆったりできると、いつものママとは違った一面を、子どもの前で見せられるようになると思います。 それは、結果的に子どもにとっても、「ママにはこんな一面もあるんだ」「人にはいろんな面があるんだ」ということを感じるきっかけにもなります。 10か月間、お子さんのために育児をとても頑張られていたと思います。 でも、これからはマルチな自分を探していくことも大事です。自分の時間を作れるようにしてみてください。
他のママと自分を比較して落ち込んでしまう。うまくいかないのは私だけ?
すくすくポイント
「子育てはママ、仕事はパパ」って考え方はいつからあるの?
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