娘が3か月のころから、添い寝をしておっぱいをあげる寝かしつけをしています。
しかし、夜中に2、3時間に1回は起きてしまうため、体がしんどく、この方法のままでいいのか悩んでいます。
(9か月の娘をもつママより)
赤ちゃん側の事情も理解してみる
回答:黒田 公美さん 実は、赤ちゃんが夜中におっぱいを欲しがるのには、2つの理由があります。 【理由1】 授乳をするためには、乳腺が発達していないといけません。しかし、夜間などのようにあまりにも長い間おっぱいを吸わないでいると、多くのママは母乳の量が減ってしまいます。 そのため赤ちゃんは、定期的に起きて乳腺を刺激し、明日飲むおっぱいを作っているのです。これは、赤ちゃんにとって仕事なのです。 そういった意味では、2、3時間おきに必ず起きておっぱいを飲む赤ちゃんというのは、真面目な頑張り屋といえます。 【理由2】 赤ちゃんは定期的に起きることで、親がそばにいることを確認しています。 現代社会では、寝るときは安全な場所で寝ていますし、これらの赤ちゃんの行動は必要不可欠なものではありません。しかしこれらは、2億年近い哺乳類の歴史の中で、赤ちゃんが生きるために続けてきた行動です。 そのため、「今は赤ちゃんにとって大事な仕事をしている時期」、と赤ちゃん側の事情を察してあげましょう。そうすると、親も夜泣きに対して納得がいきやすいですよ。
きちんと言い聞かせ、新しい寝かしつけ法を
回答:清水 悦子さん
添い乳で赤ちゃんが夜泣きを繰り返してしまう理由の1つとして、赤ちゃんがビックリしてしまうということが挙げられます。赤ちゃんはおっぱいが口に入ったまま寝入ってしまうと、おっぱいが口に入っていることで安心して寝ていたのに、起きたときにおっぱいが口に入っていないとビックリして、泣いてしまうのです。
しかし、「添い乳はしんどい」というママの声は多くきかれます。多少赤ちゃんが泣くことは理解したうえで、新しい寝かしつけを試してみることもオススメです。
「新しい寝かしつけにするよ」と赤ちゃんに宣言し、1週間ほど続けると、赤ちゃんも新しい寝かしつけに慣れて、寝てくれるようになってくれます。
一般的な寝かしつけの方法としては、下記のような方法があります。
(1)おなか・背中を優しくトントン
(2)ピッタリと添い寝をして、大きくママの寝息を聞かせてあげる
など、なるべくママの負担にならない方法を1つ選んで、継続するということが大切です。
他にも、赤ちゃんの眠りのためにできることがあります。
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