イヤイヤ対策のために、子どもの競争心をあおっていいの?
2歳の女の子の場合
<ねんねイヤ!>
「ねんねしない!」「まだ遊びたい!」と寝るのを拒否するイヤイヤ。
「お片づけしてねんねしよう」と声をかけると、自分でおもちゃを片づけながらも泣きながらイヤイヤします。
⇒そのときのママの対応
娘は寝る前に必ずトイレに行くのですが、「トイレに行かない!」とイヤイヤします。
そのようなときは、「ママが先にトイレに行っちゃうよ」とトイレの方に行くと、「だめ!私が先!」と押しのけてトイレに行ってくれます。
他にもお着替えをしないときには「妹とどっちがはやいか」と競争心をあおるとやってくれることもあります。
⇒そんなママの悩みは?
イヤイヤ対策として競争心を利用しているが、自分が1番にならなきゃダメだと思ったり、他人を押しのけるような子にならないか心配です。
魅力的な見通しを提示する
回答:大豆生田 啓友さん 寝なきゃいけないことをよくわかっているから、片づけてはいる。 でも寝たくないという気持ちもある。 お子さんは自分の気持ちと葛藤しているのです。 このようなときは、魅力的な見通しを提示してあげるといいかと思います。 例えば、「寝る前には何の絵本がいいかな」というように、寝る前にも楽しいことがあると伝えてあげると、子どもが気持ちを切り替える良い後押しになるかと思います。
さまざまなイヤイヤ対策のひとつなら問題ない
回答:坂上 裕子さん イヤイヤの様子を拝見すると、お子さんがイヤイヤしているときに、お父さんがずっとお子さんの背中をさすってあげていました。 イヤイヤをしている子どもは、心の中で戦っています。 そのようなときに、体に優しく触れてもらえると、「自分は支えてられている」と子どもが安心できるので、とてもステキな対応だと思います。 競争心を利用することを気にされていましたが、あまり気にしなくても大丈夫です。 親は、大人の都合で、いつも子どもの要求に付き合うことはできません。 そのため、あの手この手で、さまざまなイヤイヤへの対応を考え出していくことが大切です。 さまざまなイヤイヤ対策のひとつなら、競争心を利用するという手段も問題ないかと思います。
その他のイヤイヤの様子
1歳11か月の男の子の場合
<野菜イヤ!>
好きなものだけ食べて、ニンジンを食べたくないと必死に抵抗するイヤイヤ。
あまりに必死に訴えるわが子に思わずママが笑ってしまうと、ママの笑いにつられて笑顔を取り戻していました。
イヤイヤの対応としての“共感”はどこまでしてあげればいいの?
すくすくポイント
イヤイヤ期の子どもへの専門家の対応法
「園に行きたくない!」イヤイヤ期の子ども、専門家ならどう声かける?
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