娘は叱られたあとに、悲しい感情を発散するためか、髪をひっぱったり、目をかいたりします。
子どもの中に悲しい気持ちも必要だとは思うのですが、親としては同調してあげるのがいいのか、気をそらしてあげるのがいいのか、どちらの方がいいのでしょうか?
(2歳2か月の女の子をもつママより)
回答:汐見 稔幸さん 悲しみにもさまざまな種類があると思います。 お母さんに叱られて悲しそうにしている場合は、お母さん自身が「叱りすぎたな」と思ったら、子どもに謝り、お母さんの気持ちを伝えてあげてください。 また、ペットが死んでしまったときのような場合は、そっと見守りながら悲しみの時間を共有してあげましょう。 そして、その悲しみの解消法を子どもと一緒に考えましょう。 悲しさとしっかりと向き合うことで、子どものこころが成長していきます。
回答:遠藤 利彦さん 子どもが体を触ることで、感情調節することは不自然ではありません。 例えば、ハイハイもできない時期の子どもでも、以下のような方法で感情をコントロールしています。 ハイハイもできない時期の子どもが、感情をコントロールする方法は、以下の2つです。 (1)視線を動かす 違うものを見ることで、気分を晴らします。 初めに出てくる感情の調節方法です。 (2)体や髪を触るなどして、自分の体を刺激する 視線を動かすのと同時期に出てくる方法で、これらの動作で気晴らしをして感情を調節しています。 成長するにつれて、感情をコントロールする方法のバリエーションがどんどん増えていきます。
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