自分の行動や考え方が全部子どもに影響してしまうのではないかとプレッシャーを感じています。
小さいうちは問題ないかと思いますが、成長するにしたがって、どのように育てていけばいいのか悩んでいます。
(10か月の女の子をもつママより)
母親と子どもの良い関係、適度に距離がある
回答:長谷川 博一さん 確かに、母親の行動や考え方に子どもは影響を受けますが、子どもはより多くの刺激の中で成長していきます。 母親と子どもの良い関係は、適度に距離感があることです。 しつけをするときも、程よいしつけをするといいと思います。 完璧に正しいしつけをするのではなく、少しいい加減だったり、手抜きをするときがあったりするくらいが適切な親子関係だと言われています。 息抜きも大事です。 例えば、子どもが硬いおもちゃにあたまをぶつけると、痛がって泣きます。 子どもはそれを体験して、「これに頭をぶつけると痛いんだ、次からは気を付けよう」と学習します。 この体験は子どもの主体性を伸ばすためのきっかけになります。 完璧に親がしつけようとすると、失敗の機会、つまり子どもの成長する機会を奪ってしまうことになります。 子どもにあえて痛い、苦い体験をさせることは、成長する上での肥やしになると思いますよ。
ママは「舞台監督」になってほしい
回答:大日向 雅美さん 「子どもとは適度に距離をおく」ことの具体的なイメージは、「役者と舞台監督」のような関係です。 その中で、ママには「舞台監督」になってほしいと思います。 舞台に上って、主役を演じるのは子どもです。 しかし、子どもはママだけではなく、周囲の脇役の人たちに支えられて、徐々に輝いていきます。 親の役割は、子どもにどのような人々に関わってもらえばいいのかと配役を考えることです。 そのためには、ママが舞台に上がるのではなく、少し距離を置いたところで様子を見守るといいと思います。
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