娘にスマートフォンを使わせるときには、「○個まで動画見てもいいよ」と約束をさせます。そのため、動画を見終わった後に、分かりやすく注意すると、すぐにスマートフォンを返してくれます。しかし、どこまでが「使わせすぎ」に当たるのか境界線が分かりません。スマートフォンを使いすぎると、依存症になってしまうのでしょうか?
(5歳の女の子をもつママより)
同じ動画を何度も見ることは、必ずしも依存症ではない
回答:遠藤 利彦さん 依存症と言うのは、同じモノでは飽き足らなくなり、より強い刺激を何時間も求めてしまうことを指します。 子どもが、同じ動画を何度も見るのは、必ずしも依存症というわけではありません。それは、子どもにとって、お気に入りのぬいぐるみやキャラクターを持つことと同じで、「あると安心するもの」という感覚です。動画を繰り返し見ることで、動画に映っているキャラクターが徐々に自分の友達のような感覚になって、話しかけたりするというのは、決して依存症ではないと思います。 また「観察学習」といって、身近な人ほど子どものモデルになります。ママやパパがすごく興味津々で見ているものには、当然子どもも興味を示します。そういうことを考えると、ママやパパも「この時間は使わない」といったような時間を作っておくと、結果的にお子さんもやめられるということも言えます。
スマートフォンを使う前に終わりの時間を決めておく
回答:榊原 洋一さん 親がルールを決めて、「それ以上は使わせない」とはっきり決めることが大切です。時間が分かるくらいの年齢の子であれば、「30分だけだよ」や、「勉強の時間までは使ってもいいよ」などと伝え、子どもがその約束を守ることができたら、きちんとほめてあげましょう。そうした習慣の中にルールを作っていくといいと思いますよ。 まだ幼く、言葉が通じない子であっても、親が怒っている表情を見れば子どもにも伝わります。子どもが泣いて駄々をこねたときに、親が根負けして許したりせず、「ダメなものはダメ」と厳しく律して渡さないようにすると、子どもも「渡してもらえないんだ」と理解するようになります。
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