良いほめ方・悪いほめ方がある?
孫に甘い祖父母にほめられ、私にもほめられ・・・。周りがほめすぎて、甘やかしになっているのではないかと心配です。もっとメリハリのあるほめ方にしたほうがいいのでしょうか。
良いほめ方があれば教えてほしいです。
(1歳6か月の男の子を持つママより)
ほめることは、感動と自然体。子どもの存在を丸ごと受け入れる。
回答:大日向 雅美さん ほめるときに、まず大事なのは「感動」です。「すごいな~」「いいな~」というような気持ちがまずスタートで、そしてそこでピリオドをうってください。その後は期待せず、感動した気持ちだけを伝えることが大切です。「ほめて伸ばそう」とか「おだてると良くなる」などの成果は期待しないようにしましょう。 ほめることにテクニックのようなものはありませんが、「何かができるから、いい子」というほめ方はしない方がいいと思います。ほめるときは、パーツではなく、子どもの存在を丸ごと受け入れてあげるようにしてください。 子どもにはできないこともたくさんあります。「これができたからいい子だね」と限定的にほめてしまうと、子どもにとっては、「次も親の期待に応えなければいけない」というプレッシャーになってしまいます。 逆に、叱るときは、「これはダメだよ」と、何がダメなのかをしっかり伝えることが大切です。
子どもの思いをくみ取る
回答:大豆生田 啓友さん ほめるときは、自然体がいいですね。子どもにとっては、自分のやっていることを認めてもらう、共感してもらうことが大事なのです。 大人の立場で考えてみてください。常にほめられても、そんなに元気はでないと思います。しかし、自分ががんばっているときに、ちゃんと誰かにそのがんばりをわかってもらえたり、声をかけられたりすると、「その一言で元気になった」ということがあると思います。子どもも同じです。 例えば、おいしそうにご飯を食べていたら、「おいしかったね」と声をかけてあげるなどのように、子どもの思いをくみ取ってあげることが、良いほめ方につながるのではないかと思います。
いいほめ方・悪いほめ方に関する実験
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