小学校入学前にどこまで勉強させておけば、入学後に子どもが苦労しなくて済むのでしょうか?
自分の名前がひらがなで読めればいい
回答:倉石 哲也さん 自分の名前をひらがなで読めれば大丈夫です。 何ができていればいい、悪いという問題はとくにありません。 3~5歳ごろになると文字を覚える、書く能力はついていきますが、無理に反復学習のように学ばせてしまうと、子どもは勉強が楽しくなくなり、嫌々学ぶようになってしまいます。子どもに力があるようであれば、機会を見て挑戦させてみるのはいいと思いますよ。
「学びの支え」は生活の中で育つ
回答:岩立 京子さん 幼児期に大切にしたい力は、下記の2つです。 これらの力は、日常生活の中で養うことができ、子どもの学びを支えます。 ■幼児期に大切にしたい力 (1)「数・図形・文字などへの関心・感覚」 この力は、街中で「看板」や「標識」を見たときに、書かれている文字や形の役割を理解したり、それらに興味を持ったりすることで養われます。 また、家族で食べ物を分けることは、数量を感覚的に理解する練習になります。 (2)「思考力の芽生え」 この力は、子どもが自分でものごとを考える力です。 何事に対しても、すべて親が説明をするのではなく、日頃から子どもに考えさせる機会を与えることで、この思考力を磨くことができます。 日常生活の中で交わされる、やりとりの積み重ねが大切です。 例:夕食のメニューをカレーにしようと考えたとき、「カレーには何が必要かな?」と親が尋ね、子どもにカレーに必要な食材を考えさせてみる など
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