どう子どもに声をかければいいの?
私は子どもへの声かけが苦手です。マイペースな性格で、子どものテンションに合わせて「わ~すごいね!」と言ったりできません。どう声をかけたら子どもが楽しいのかわからず、気の利いた言葉があまり出てきません。そのため、娘と2人で過ごすときは、どうしても静かな時間が長くなってしまいます。子育て支援センターに出かけると、声かけが上手なママを見かけます。擬音を使ったり、褒めてあげたり。そんなママたちと比べると、私はできていないなと悩んでしまいます。
(1歳の女の子をもつママより)
パパに話しかけるような自然な声かけでいい
回答:岩佐寛子さん ママのように「子どもにどう話していいのかわからない」と悩んでいる方から相談を受けることはよくあります。そんなときは「パパに話しかけるような、自然な声かけでいいですよ」と答えています。パパに「おはよう」「今日はいい天気だよ」と声をかけるような気持ちで、子どもにも話してあげればよいのです。ママから自然と出てくる言葉で、優しく見守ってあげてください。
親子の気持ちが通じ合うことが大事
回答:汐見稔幸さん ママ・パパと赤ちゃんの気持ちが通じ合うことが大事だと思います。子どもがよい気持ちでいるとママも気持ちがいい。その感情は、どこかで通じ合っているものです。言葉がなかったとしても、子どもの目をしっかり見てあげたり、子どもに合わせて手足を動かしたりすることで、十分通じ合えるのです。親子の気持ちが通じ合うことで、子どもの心の大事な部分がきちんと育っていきます。 その上で、声をかけることは、気持ちを伝えやすくしたり、言葉を学ぶためのひとつの練習だと考えてみましょう。例えば、食事のときに「はい、ご飯だよ。おいしいね」と言っていると、「これは『ご飯』なんだ『おいしい』なんだ」と、学んでいくこともあります。無理に声をかける必要はなく、自然に出てくる言葉でよいのです。単語のように短い声かけでも十分です。
他の子どもたちとの関わりが少なくても、子どもの社会性は育つの?
すくすくポイント
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