感染症予防のための除菌は、どのくらいすればいいの?
幼稚園に通う娘が手足口病にかかり、当時5か月の息子にうつってしまいました。息子は手足口病の症状が治ったあとにRSウイルスにも感染して、とても苦しそうでした。
それからは、感染症の予防をしっかりするようにしています。口に入れるおもちゃは消毒液につけて除菌、キッチンや食卓・いすは毎日除菌スプレー、ママ・パパ・娘は帰ったら手洗いとうがい、かぜの季節はジェルで手を除菌します。外出時は除菌ジェルや抗菌シートなどを持ち歩いています。公衆トイレのおむつ台は汚れが気になり使いません。でも、多少の免疫をつけるために除菌のやり過ぎはよくないと聞いた事もあります。
感染症予防のための除菌は、どのくらいがちょうどいいのでしょうか。
(3歳11か月の女の子と7か月の男の子をもつママより)
除菌をするタイミングにメリハリをつける
回答:堀成美さん 家の中と家の外の2つで除菌を考えてみましょう。家の中は、家族だけしかいない限られた空間なので、神経質に除菌する必要はないと思います。家の外は、いろいろな人が使ったものがあるので、できる範囲で除菌してあげてもよいと思います。例えば、子どもが触りそうなものがあれば除菌シートで拭いてあげる。しかし、決して除菌しないと危ないわけではなく、子どもが触るものすべてを除菌するのは現実的ではありません。ですので、何を除菌するのかメリハリをつけるのもよいでしょう。例えば、おむつ替えの後は目に見えなくても汚れていると考えて、しっかり除菌して、ママやパパも手をきれいに洗うなどです。
除菌シートには、アルコールが入っているものと、入っていないものがあります。どちらがよく除菌できますか?
除菌シートはしっかり拭いて使う
回答:堀成美さん どちらがよいとおすすめするほどの根拠はないので、どちらでもかまわないと思います。人によっては、アルコールでかぶれてしまうことがあるので、その点には気をつけましょう。きちんと除菌するためには、アルコールの有無より使い方のほうが大切です。除菌シートは軽くなでるのではなく、しっかり拭いて使うことが重要です。
かぜをひいたほうが、免疫ができて強い子になると聞いたことがあります。
重症化することもあるので、できるだけ予防した方がよい
回答:草川功さん 繰り返し病気になることで、体の負担となり、場合によっては障害が残るなど重症化するケースもあります。できるだけ予防した方がいいでしょう。免疫力や抵抗力を作るためには、健康状態を保つことが大切です。しっかり生活のリズムを整えて、食べて、寝て、遊んで体を動かしましょう。
すくすくポイント
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