いつになったら上手にジャンプできるようになる?
保育園に通っている娘は、他の子に比べてジャンプが上手にできません。跳ぶ気はあるのですが、段差を上がるジャンプのときは転んでしまいます。公園に遊びにいっても、他の子どもたちのほうがうまく遊具で遊んでいます。歩きはじめたのも1歳4か月で遅めです。保育園のお友だちより、少しずつ遅れてしまうかと思うと心配になります。いつになったら上手にジャンプができるようになるのでしょうか。
(2歳4か月の女の子をもつママより)
心配するほど “できない”わけではない
回答:加部一彦さん できないことと、しないことは違います。お子さんの場合はジャンプをしようとしています。ジャンプをするときは、バランスをとることが大変で、怖さもあるので、段差を上るジャンプができないとしても、心配するほど“できない”わけではありません。徐々にできるようになっていくと思います。
複雑な動きは、個人差の幅が広い
回答:加部一彦さん 子どもの発達は、できるようになる順番はある程度決まっていますが、その時期は決まっていません。例えば、生後2~4か月頃で「首がすわる」と言われていますが、「ひとり歩き」ができるようになるのは8か月頃~1歳半頃と時期に幅があります。「歩く」ことはバランス感覚が必要で、子どもは頭が大きいので、バランスがとりにくいこともあり、とても難しいことなのです。運動が複雑になればなるほど、個人差の幅も広がっていきます。早くできる子と遅くなる子の差が出てくるわけです。
できない部分だけでなく、子どもの“全体”をみる
回答:伊藤美奈子さん 私自身が子育てをしていたころも、他の子どもたちと比べて発達の早い遅いが気になっていました。本で調べてもうまくいかず悩んだこともあります。ですが、発達が遅いことは必ずしも悪いことではありません。ママ・パパが心配し過ぎないことも大事ではないでしょうか。 ジャンプが苦手でも、他の部分で得意なこともあると思います。できない部分だけでなく、お子さんの“全体”をみてあげましょう。親の気持ちも楽になると思います。
子どもの人見知りな性格と、何か関係がありますか?
タイプによって違いはある
回答:伊藤美奈子さん 何かをするときは、「やりたいな、できるかな、できるかもしれない」といった心理的な要因が関係してきます。好奇心、勇気、自信なども行動を起こすことにつながります。 また、子どものタイプによる違いもあります。冒険好きで何でも挑戦するタイプだけど、やり過ぎてけがをするような子もいれば、慎重ですぐにはできないけれど、やりはじめたら確実でけがもないという子もいます。お子さんは慎重なタイプかもしれません。
すくすくポイント
PR