幼児期に三点倒立などをやっても大丈夫?

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2018/09/29

出典:すくすく子育て[放送日]2018/09/29[再放送]2018/10/06

長男は、1歳のころから前回りをはじめ、最近では壁を使った三点倒立をしています。体ができあがる前からこんな動きをして、体への影響はないのでしょうか?
(2歳10か月の男の子と1歳の女の子をもつママより)

親は安全を確保し、負荷のかかる動きは褒めない

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

まずは、子どもがけがをしないように、安全を確保しましょう。例えば、柔らかいマットを敷く、テーブルの角にガードをつけるなど、三点倒立しているときに倒れてもけがをしないようにしてあげる。
次に、「ちょっと危険だな」と思うことは、あまり褒めないようにします。例えば、子どもが階段から飛び降りたときに「すごいね」と褒めていくと、「もっと高いところから飛んでみよう」となり、けがにつながることもあります。子どもが高いところから飛び降りると、まだ骨ができていないので痛める可能性もあります。そういった負荷がかかる動きは、褒めずにあまりやらせないようにしましょう。

大人の力が加わる動きには注意

吉田伊津美さん回答:吉田伊津美さん

基本的に、子どもが遊びとして取り組んでいる動きは、本人にとって無理な部分は少ないと思います。自分から無理な負荷がかかることをすることはそれほどありません。
一方で、大人の力が加わる動きには注意が必要です。例えば、大人が子どもの手を引っ張るような動きは、大人の力が子どもにとって過度な負担になる場合があります。
また、子どもが自分の身長以上の高さから飛び降りるようなことはやめさせてください。

子どもは「ここから落ちたら危ないな」といった判断能力が、大人に比べてないように思います。

子どもでも危険を察知できる

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

子どもは、小さなころから「はいはい」や「たっち」をする中で、何度も転んだり、いすに上ろうとして怖い思いをするなど、いろいろな経験をしています。その経験から、子どもでも危険を察知する能力が育っているのです。


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