“野菜スープ”をベースにしたごはん
栄養たっぷりの「野菜スープ」をベースにしたごはんです。スープを作る過程でできる、やわらかく煮た野菜は、離乳食にもママのごはんにも活躍しますよ。
講師:松尾 みゆき(管理栄養士) 子育て中のママはいそがしいですよね。その上、産後の体は以前とは調子が違います。「寝不足」「貧血」「疲れ」「便秘」「けん怠感」に悩まされたり、産後の体型も気になります。 そのようなときは、離乳食にも使えるヘルシーで薄味のベースを作りましょう。そのベースをもとに、離乳食とママの体にいいごはんを作れば、手間が省けてらくちんですよ。
まずはベースとなる「野菜スープ」を作りましょう。
ベース
「野菜スープ」
▼材料
・野菜(数種類) 150g(数種類の野菜を合わせた合計の量)
・水 3カップ
【ポイント】
※野菜は、作るときに冷蔵庫にあるもので大丈夫です。
[おすすめ野菜:キャベツ、にんじん、たまねぎ、白菜、大根、かぶ、かぼちゃ、ブロッコリーなど]
今回使う野菜は、キャベツ、たまねぎ、にんじんです。
▼作り方
(1)野菜は、皮や芯を取り除き、適当な大きさに切る。
(2)野菜と水を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したらアクをとる。
(3)弱火にしてフタをし、約20分煮る。
(4)あら熱が取れたら、ボウルとザルを使ってこす。
これで、ボウルに「野菜スープ」、ザルに「やわらかく煮た野菜」と分けられます。
(5)ボウルに入れた「野菜スープ」を製氷皿に注ぎ、冷凍する。
(6)凍ったら製氷皿から取り出し、冷凍用保存袋に移し、冷凍庫に入れる。
このようにしておくと、使いたいときにさっと使うことができ、便利です。
野菜スープとやわらかく煮た野菜をベースにした、離乳食とママごはんのレシピを紹介!
離乳食のレシピ~子どもの成長別~
「野菜スープを使った離乳食」
<5~6か月の子の離乳食>
「野菜のピュレ」
▼材料
・やわらかく煮た野菜(1種類) 10g
・湯冷まし 小さじ1
【ポイント】
※5~6か月の時期は、野菜は1種類ずつあげましょう。
▼作り方
すりおろしたり、細かく刻んだ野菜に、湯冷ましを加える。
<7~8か月の子の離乳食>
「野菜の白和え」
▼材料
・やわらかく煮た野菜(1種類) 10g
・絹ごし豆腐 20g
▼作り方
(1)豆腐を600Wの電子レンジに入れ、約20秒加熱する。
※電子レンジの機種によって、加熱時間を加減してください。
(2)フォークなどを使い、(1)を粗めに潰す。
(3)細かく刻んだ野菜に、(2)をあえる。
<9~11か月の子の離乳食>
「野菜のスープ」
▼材料
・やわらかく煮た野菜(1~2種類) 20g
・野菜スープ 大さじ3
・しょうゆ 2滴
▼作り方
(1)野菜をみじん切りにする。
(2)野菜スープを温める。
(3)(2)に、(1)としょうゆを入れ、混ぜる。
<1歳~1歳半の子の離乳食>
「野菜入りひとくち卵焼き」
▼材料
・やわらかく煮た野菜(1~2種類) 20g
・卵 1/2個
・かたくり粉 小さじ1/4
・サラダ油 小さじ1/2
▼作り方
(1)野菜を粗いみじん切りにする。
(2)(1)に、卵とかたくり粉を混ぜる。
(3)サラダ油をひいたフライパンで、(2)を一口サイズに焼く。
産後のママごはんレシピ
「あさりのミルクスープカレー」
たっぷりの野菜に加え、あさりで鉄分、牛乳で不足しがちなカルシウムを補給できる、産後のママにオススメなメニューです。カレーの香りで食欲もアップします。
スープで煮た野菜を使うので、煮込む時間が短くてすみますよ。
▼材料(大人1人分)
・あさり 50g
・やわらかく煮た野菜 適宜
・野菜スープ 1/2カップ
・コンソメスープの素 小さじ1
・カレー粉 大さじ1/2
・牛乳 3/4カップ
・塩 こしょう 少々
・ごはん 1膳分
【ポイント】
※あさりは、あらかじめ砂抜きをしましょう。
▼作り方
(1)あさり、野菜、野菜スープ、カレー粉、コンソメスープの素を鍋に入れ、火にかける。
(2)あさりの口が開いたら、牛乳を加え、ひと煮立ちしたら火を止める。
(3)塩・こしょうで味を調える。
ママにも子どもにもうれしい、野菜不足を補う「野菜スープ」。
ストックしておくといいですね。
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