【くわばたりえさん インタビュー】「すくすく子育て」MCを卒業します!
NHK Eテレの育児情報番組「すくすく子育て」でおなじみの くわばたりえさん。この春、4年間務められた番組MCを、水内猛さんとともに卒業されることになりました。ご自身の子育てとともに、番組を通して感じたことを振り返っていただきました。
ずばり聞きます!『すくすく子育て』は、くわばたさんの子育てのお役にたてたでしょうか?
もうね、たっっっくさん!!!(笑)
本当にたくさん、自分の子育てに活かさせてもらいましたよ。役に立ったことが数えきれないほどあります。
たとえば先生が「選択肢を用意して子どもに選ばせましょう」と仰ったことがありました。
それを聞いて、ある日保育園からの帰り道、子どもが滑り台をやめられなくてなかなか帰れないときに、「滑り台あと何回滑る?」って子どもに決めさせてみたんです。
「10かい!」というので、見守っていたら、10回滑ったところで子どものほうから「10かいすべったから、おわり!」と言って切り上げました。自分で選んだから、子どもも納得したのでしょうね。それまでは私のほうから「あと1回で終わりね」と決めて、結局子どもがグズグズ泣き出してすっきり帰れないことが多かったので、びっくりしました。
MCを務める4年間のあいだに、3人のママになりました。
そうですね。それこそ兄弟育児についても、たくさんヒントをもらいましたよ。
いちばん上のお兄ちゃんが、弟とケンカして叩いたりすることもありますが、私はできるかぎり口をださないようにして、様子を見ています。
たとえば、弟に自分のおもちゃを取られたとき。お兄ちゃんはすごく葛藤しているんですよね。自分のおもちゃを弟に貸さなきゃいけない、でも貸したくない・・・って。
葛藤の果てに結局は「わかったよ、使えよ!」って貸してあげるんですけど、それと同時にパチンと叩く。その様子を見ていると、「貸してやるけど、オレはオレなりに腹が立っているんだぞというきもちを、表現しているんだな」と気づくんです。お兄ちゃんの理由がちゃんとあるんだな、と。
そうやって理解してあげられるようになったのは、すくすくで学んだおかげです。たぶん番組をやっていなかったら私、頭ごなしに「何で叩くの!」と叱っていたと思います。
収録が終わると、早く子どもに会いたくなる。『すくすく子育て』はそんな番組でした。
番組でさまざまな考え方を聞くことで、自分のことを客観視できるということもあると思います。
だからなのかな・・・保育園に子どもたちを預けて収録に来て、先生やママたちの話を聞いたり考えたりすると、「早く子どもたちに会いたい」って、思うようになるんですよ。お迎えに行くといつも以上に、ぎゅっとしたくなるんです。
ですから、もし番組を見ているママやパパが、土曜日の放送を見た後、同じきもちになってくれたらいいなあと思います。『すくすく子育て』を見た翌日、日曜日の朝は、いつもよりも深くぎゅっとだきしめたくなる。そんなふうに思ってもらえたら、とてもうれしいです。
すくコムだけで読めるくわばたさんのインタビュー記事をお届けしました!
2016年3月26日(土) 午後9:00〜9:29/再放送:4月1日(金) 午後1:05〜1:34 が、くわばたさんと水内さんがMCを務められる最後の放送回です。ぜひご覧になってください。
※2016年4月2日(土)/再放送:4月8日(金)の放送は、過去の放送回の再放送になります。
新しいMCは、3月19日(土)に放送内にてお知らせします。
放送後、「すくコム」にて新MCの特別インタビューをお届けしますので、どうぞお楽しみに!
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