むし歯ゼロ大作戦!(生え変わり時期の歯磨き)

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2015/06/04

出典:まいにちスクスク[放送日]2015/06/04[再放送]2015/06/11


生え変わり時期の歯磨き

歯磨きにも慣れた、永久歯が生えてくる頃は、実は一番むし歯になりやすい時期。今日のテーマは生え変わり時期の歯磨きです。


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講師:倉治ななえ(日本歯科大学附属病院 臨床教授)
乳歯の生えはじめからイヤイヤ期、永久歯への生え変わりまでは、子どもの歯にとってとても大切な時期。日常のケアを万全にして、むし歯ゼロを目指しましょう!

生え変わり時期の注意点

乳歯が生え揃うころ、すでに歯茎の中では永久歯がスタンバイしています。これが6歳ころから乳歯を押し上げ、順に生え変わりがはじまります。そして前歯が抜けるのと前後して、乳歯の生えていない一番奥にいきなり生えてくるのが「6歳臼歯」とも呼ばれる第一大臼歯です。ここは歯ブラシが届きにくく、ほかの歯より溝も深いため、磨き残しには特に注意が必要です。

「6歳臼歯」の磨き方

20121108_026歳臼歯は、歯ブラシを正面から入れると届かないため、横から入れます。また、乳歯と違い溝が深いため、表面をブラシでこするだけでは溝の奥まで届きません。ブラシを軽く歯に押し当て、小刻みにくるくる動かすようにして磨きましょう。

磨き残しやすい部分

20121108_03- 乳歯と乳歯の隙間が広いところは歯ブラシの1〜2束目を横から当てるようにして磨く。
- 歯垢や歯石がたまりやすい下の前歯の裏は、歯ブラシの先の4束くらいを使う。
- 上の前歯は、上唇の裏側にある「上唇小帯」というひもにブラシが当たらないようによけて磨く。

フッ素入り歯磨き剤の使い方

20121108_04ほとんどの歯磨き剤に歯のエナメル質を強くするフッ素が配合されています。使うときは乾いた歯ブラシにつけた方が泡立ちや唾液が出るのを防ぎます。また口の中にフッ素の効果を長くとどるためには、磨いたあとの「ブクブク ペッ」は1回だけにします。5秒くらいブクブクして吐き出します。その後30分は飲食しないことがポイントです。

生え変わりの時期は、乳歯と永久歯が混ざって複雑です。磨き残しやすい箇所も多いので、仕上げ磨きで丁寧にブラッシングしてあげましょう。


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