鉄棒をやってみよう!
鉄棒に挑戦してみましょう。「動きのレクチャー」を水内猛さん、「幼児期の運動についての解説」を、鈴木康弘さんにしていただきました。
講師:水内 猛(元プロサッカー選手) 鈴木 康弘(十文字学園女子大学 幼児教育学科 准教授) 子どもと一緒に体を動かしていますか? 幼児期は基本的な体の動きを経験する大切な時期です。さまざまな遊びで楽しく体を動かしましょう。 今回は、幼児期の運動遊びのヒントをご紹介します。
動きのレクチャー(講師:水内猛)
<ウォーミングアップ>
鉄棒に挑戦する前に、まずは大人にぶら下がったり、体を回転させたりしてみましょう。
例えば、下の図のように、親子が向かい合って両手をつなぎ、子どもが大人の体をのぼるようにして、くるりと一回転してみてください。子どもの両手をしっかり握って、スキンシップを楽しみながら、逆さまになる感覚に慣れましょう。遊んでいるうちに自然と、鉄棒にぶら下がる腕の力がついてきますよ。
<鉄棒にぶら下がってみよう>
両腕で鉄棒にぶら下がってみましょう。小さい子どもは大人がサポートして、鉄棒の感覚を楽しみます。
「10秒間ぶら下がれるか?」など、ゲーム感覚で楽しみましょう。
<「豚の丸焼き」に挑戦>
鉄棒に両手両足でぶら下がってみましょう。その姿が、まるで豚の丸焼きのように見える遊びです。
鉄棒に逆さまになったり、足を絡めたりして、普段は行わないような動きに慣れましょう。
<「つばめ」に挑戦>
下の図のように、鉄棒の上で体を支えながら、つばめのような姿勢で、バランスをとります。
子どもが怖がる場合は無理をさせず、鉄棒の高さに慣れるだけでもいいですよ。
<「布団干し」に挑戦>
下の図のように、鉄棒に下腹部を当て、体を二つ折りにして、力を抜きます。自分が布団になった気持ちでやってみましょう。
幼児期の運動についての解説(講師:鈴木 康弘)
小学校で初めて鉄棒をやった子どもたちの中には、体が逆さまになることが怖いために、ずっと緊張したまま逆さまになれない子がいるようです。
幼児期のあそびの中で、「逆さまになること」を経験し、そうした動きに慣れておくことが大切です。その経験が、小学校の鉄棒でも恐怖心を持たずにチャレンジしていけることに、つながっていくでしょう。
運動あそびのポイント
ただ遊んでいるだけでも、逆さまになったり、回転したりといった様々な動きを経験できます。いきなり、前回りや坂上がりの練習をするのではなく、ゆっくり鉄棒と仲良くなりましょう。
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