子育てに専念するため仕事を辞めたママたちから、「自分は社会から取り残されているのでは」という不安の声が多く寄せられています。
今回は専業主婦のママが抱える社会とのつながりに関するお悩みにお答えします。
大豆生田 啓友(玉川大学教育学部教授 幼児教育学) 伊藤 美奈子(奈良女子大学大学院教授 臨床心理学)
“社会とのつながり”築きにくさに悩む時代
昔は、みんな大家族で、同じ家庭でママ・パパと一緒に、祖父母が暮らしていました。近隣の住民もみんな知り合いです。
そのため、自然と外とのつながりを持つことができました。
しかし、今は、毎日親子二人きりになることが多く、どうやって社会とのつながりをもてばいいのか悩む時代なのです。(大豆生田 啓友さん)
働いている女性は出産後、大きな環境の変化にさらされる
出産後、働いている女性が専業主婦になると、生活スタイルが大きく変わります。
「働く生活」から急に「家にこもる生活」に変わるのです。
そのため、社会から取り残されているような疎外感や、早く仕事をしたいという焦燥感を持つ方が増えています。(伊藤 美奈子さん)
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