保育園の安全対策
保育園では、地震、火災、水害などを想定し、少なくとも月に1回は避難訓練することが消防法で義務付けられています。実際にどのような防災対策をしているのか、ある保育園の様子を見せていただきました。
災害の備え
この保育園では、災害が起こった場合に備えて、それぞれの年齢に合わせた防災袋を用意しています。
例えば、0歳児クラスの防災袋には、救急用品、おむつの他に、絵本も入っています。
家に帰ることが難しい場合に備えて、すべての園児と職員の3日分の非常食も備蓄しています。
避難訓練の様子
この日、地震後に火災が発生したことを想定した避難訓練が行われました。
「地震です」と園内放送が流れると、保育士たちは声をかけあい役割を確認します。
次に、保育士は子どもたちの人数を確認して、無線を使って状況を共有します。
避難するときには、子どもたちが動揺しないように「大丈夫だよ」と声をかけます。
よちよち歩きの子どもは、避難車を使ってスムーズに避難させます。
災害が起こったときに適切な対応ができるように、このような避難訓練を毎月行っているのです。
災害が起こったとき、すぐに保護者が迎えに行けない場合は、保育士は安全な場所で、子どもが安心して過ごせるように、ふだんと同じように関わることを心がけているといいます。親自身もいざという時に落ち着いて行動できるよう、通っている保育園の安全対策を確認しておきましょう。
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