パパやママが着なくなった服をリメークして、おしゃれな「こども服」を作ってみましょう。縫うところが少なく、とても簡単な作り方を紹介します。
講師: 清松加奈子(デザイナー) 型紙やミシンの必要がなく、縫うところが少ないこども服を考えてみました。おしゃれな仕上がりになるポイントもご紹介します。
今回は、スエットシャツで作るハーフパンツです。
材料
用意するのは、大人ものの着なくなったスエットシャツと、ロープです。
作り方
スエットシャツを半分に折り、マスキングテープを使って、袖の下の部分から水平に印を付けます。
この印の上で、スエットシャツを切り取ります。
上下を逆にして、子どもが履いているズボンを半分に折って重ねます。
マスキングテープを使って、股下になる部分に印を付けます。
印(マスキングテープ)の外側を切り取ると、ハーフパンツの形になります。
粘着クリーナーで、切り口の糸くずを取っておきます。
これだけで、カールしてかわいい仕上がりになります。
続いて、スエットシャツの表裏を返して、股下(赤く示した部分)を返し縫いします。返し縫いで、縫い目が丈夫に仕上がります。縫い終わりは玉留めしておきます。
※縫い目がわかるように黄色い糸を使用しています
<ポケットを作る>
股下を切り取ったときに余った布で、ポケットを作ります。
縁を折って、マスキングテープで仮止めし、赤く示した部分を縫い付けます。
マスキングテープの上から縫っても、後からテープを取ることができるので便利です。
<ウエストを作る>
ウエストにロープを通す穴を作ります。
中央にマスキングテープで印を付けます。
布を1枚つまんで、テープの両側に切り込みを入れます。
切り込みがほつれて広がらないように、切り込みの端を縫います。
ロープがほつれないように先端を結び、安全ピンを使ってウエストの穴に通します。
ロープを結べば、裾のカールがかわいいハーフパンツのできあがりです。
大きなポケットがポイントです。
かなこ先生のワンポイントテクニック! ウエストに通すひもの素材を変えると、印象が大きく変わります。ロープを使うとマリンスタイル、幅広のリボンだとガーリッシュ、アクリルだとカジュアルな印象になります。
子どものスエットシャツで作る場合
ハーフパンツを、子どものスエットシャツから作ることもできます。
スエットシャツを赤く示した部分で切り取りましょう。その後の作り方は同じです。縫う部分が、大人用を使うより少なくなります。
はじめから作ると大変でハードルの高い服も、リメークなら簡単に作れます。
ぜひ、作ってみてください。
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