クリスマス、誕生日、出産祝いや親戚の子どもへのプレゼントに・・・ おもちゃを買うとき、どんなものを選べばいいのか、悩む方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、NHK育児番組「すくすく子育て」のおもちゃに関する解説をまとめ、専門家の方から、おもちゃ選びのコツを伝授していただきました。子どもの好奇心をそそり、あらゆる引き出しを豊かにしてくれるおもちゃの選び方&おすすめのおもちゃリストを、4回にわたってご紹介します!
子どもの世界を広げるおもちゃ
どんなおもちゃを与えても、結局、口に入れてしまう・・・。低月齢の赤ちゃんがいらっしゃるママやパパの多くは、そう感じていらっしゃるかもしれません。小さいうちは、見る、聴く、触る、舐める、嗅ぐ・・・五感のすべてを使って、おもちゃを確認していますよね。舐めて味まで確かめてしまう、そういう時期だからこそ、おもちゃの見た目や感触、音や素材、そして遊び方・・・子どもの世界が広がるようなおもちゃ選びを、大切にしましょう。
0歳児には、五感で気が付くことのできるおもちゃを
0歳ぐらいの子どもは、自分の“目”で見たり、“耳”で聞いたり、“鼻”で匂いを嗅いだり、“舌”で舐めたり、“手”でものを触ったりすることで、外の世界と初めて触れ合っている段階。音に気が付きやすいなどの、五感で気が付くことができるおもちゃを選んであげると良いですね。
< 0歳頃の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ > 「ガラガラ」 赤ちゃんがねんね期の間は、「ガラガラ」を振るだけでも。音の大きさに気付くことができます。「ガラガラ」を転がして、赤ちゃんと遊ぶこともできます。 「プルトイ」 赤ちゃんの間は、親が「プルトイ」を引っ張り、動きを見せてあげましょう。動きを見るだけでも良い遊びです。 お座りをする赤ちゃんには、手にひもを持たせて、引っ張らせてみましょう。引っ張って手繰り寄せることで、達成感を味わうことができます。また、変な動きをするものや、音が出るものが自分の方に向かってくると、子どもはワクワクします。 「玉ころがし系」 おもちゃを見ることで、おもちゃの面白い仕組みが分かるようになり、「ボールを上から入れたら、同じように下から出てくるのではないか」と予想することもできます。「ボールを入れるよ~」「あ、ボールが出てきたね」などと、子どもとコミュニケーションを取りやすい遊びです。
引用元記事:
おもちゃのプロ・山口裕美子さんセレクト!「五感にうったえるおもちゃ」リスト
おもちゃコンサルタントマスター・山口裕美子さんが、数多くのおもちゃの中から「五感にうったえるおもちゃ」をセレクト。おすすめのポイントや遊び方の工夫なども紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪ 出産祝いなどにもおすすめです!
玉が出てこないので、誤飲の心配がありません。動きを見る、耳で聴くなど、寝たきりの赤ちゃんから楽しめます。ハイハイの時期からは、転がして追いかけ、体を使った遊びに。もう少し大きくなると、立てて少しずつ玉を落とすことで、力加減を制御しながら遊ぶ楽しみ方も。
玉を上から転がして、下まで到着すると美しい音が鳴ります。繰り返し遊びにぴったり。玉は誤飲してしまうサイズですが、万が一飲み込んでも大丈夫な塗料・赤ちゃんの腸を傷つけない素材でできています。
赤ちゃんが好む、繰り返しの楽しみが魅力。玉を1個たたくと、1個出てくる。そっとたたいても玉が出てこないので、適度な力加減でたたくことで、体の制御を身につけられ、心地よい感覚をつかめます。
上からビー玉を入れると、落ちながら美しい音でメロディを奏でます。大きい子は、どんぐりなど、ビー玉じゃないものを落として、音やころがり方の違いを楽しめます。インテリアとしても、リビングに置いておける美しいデザイン。
上からたたくと、横から突き出たパーツが飛ぶところが斬新。パーツを置いて的当てを楽しんだり、飛んで来たのをキャッチしたり。工夫次第で楽しめる、ゲーム性の高いおもちゃです。
ALL TOYS(オールトイズ社) とことこ動物 ぞう
かわいらしい木製の像が歩く、人気の癒されるおもちゃ。リズミカルな動きと、心地よい音が魅力。繰り返しの遊びが楽しめます。ナチュラルな木の色味は、リビングのインテリアとしてもおすすめ。
押しても引いてもメロディが鳴る、オルゴール搭載の車。押し引きの早さで、曲のテンポが変わります。
赤ちゃんでもできるので、成功体験に楽しみを見出します。オルゴールのナチュラルな音と、白木が、耳と目に心地いい。
楽しい音を求めて、繰り返しの遊びを楽しめます。子どもを引き付ける3つの要素、①自分で動かせる(アクション)②変化が起きる(チェンジ)③心地よい音がする(サウンド)を満たしていて、赤ちゃんにもできる、誰にでも心地いいおもちゃです。
ボリー しわくちゃボール 150mm(青) 【ボーネルンド】
投げて当たっても痛くない、柔らかい素材のボール。ぎゅっと潰したり、色々な遊び方ができます。赤ちゃんは、転がっているのを見るだけでも楽しめます。
“心地よい音”と“繰り返し”は、赤ちゃんの大好物
まだ寝ている状態の赤ちゃんでも、ママが音を聴かせることで、おもちゃを楽しんでいます。美しい音は、赤ちゃんにとっても心地よいもの。また、赤ちゃんは、何度も、繰り返し同じことをするのが好き。同じことを繰り返す中で、おもちゃを確かめたり、感じたりしています。赤ちゃんには、発達に合わせて、“心地よい音”と、単純な“繰り返し”を楽しめるおもちゃを選びましょう。
赤ちゃんも大好きな「ボール」
赤ちゃんは動くものが大好き。普通に転がすだけでも楽しく遊べます。「オーボール」のように中に物が入れられるボールは、お手玉などを入れた状態で転がすと、普通に転がすときとは、違う動きに。また、ボールを振ることで、音を出すこともできます。また、ひもを通せるタイプのボールなら、ひもを通して上下に引っ張ったり、親子で息を合わせて遊ぶこともできます。
オーボール ベーシック
子どもをひきつけるおもちゃの3つの要素は?
おもちゃは、①自分で動かせる(アクション)②変化が起きる(チェンジ)③心地よい音がする(サウンド)の3つの要素を満たしていることがとても大切です。この3つの要素が揃うと、子どもは、楽しい!もっとやりたい!と感じるもの。
例えば、「NEWくるくるチャイム」は、①ボールを入れる、②落ちてくる、③チン、といい音がなるので楽しいのです。
子どもは、おもちゃに“成功体験”を求めている
子どもは、一人で上手に食事ができない、着替えができない、トイレに行けないなど、“できない”ことばかり。だからこそ、“できる”ことがうれしくて、今すぐできることで、ずっと遊んでいたいのです。「できた!」「作れた!」などの成功体験ができるおもちゃは、子どもを夢中にさせます。
他のおすすめおもちゃをいち早く知りたい方は、こちらの特集もあわせてご覧ください!
Amazon.co.jp: すくコム: おもちゃ
「感性・知性・想像力を育む ~ 子どもを豊かにするおもちゃ選びのポイント ~」
「五感にうったえるおもちゃ」、いかがでしたか?特に低年齢の赤ちゃん向けのおもちゃ選びの際には、ぜひポイントを参考にしてみてください♪ 次回は「想像力をはぐくむおもちゃ」をお届けします!
< お話を伺った専門家 >
■山口裕美子さん
おもちゃコンサルタントマスター・芸術教育研究所客員研究員。おもちゃの開発デザイン、テレビや雑誌などの手作りおもちゃ・親子遊びの指導、監修なども多数。「やまぐち先生の一日一絵 ほっこり親子あそび」を連載中。
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遊びを通して成長していく子どものための “想像力をはぐくむ” おもちゃ
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