子どもは寒いと鼻水が出るのはどうして?
小さい子どもは、寒くなると鼻水がよく出ます。これはどうしてなのでしょうか?
鼻水が出るとかぜをひいたのではないかと心配してしまいますが、そうともいえないのです。
冷たい空気を温める
寒くて空気が冷たいとき、冷たい空気は、鼻を通ることで温かくなって肺に送られます。鼻の中で出た水分によって、適切な温度や湿度に調整されるのです。
このとき出た水分が鼻水になります。鼻水が出るからといって、必ずしもかぜをひいているわけではないのです。
鼻水が、かぜの原因になることも
でも、鼻水がかぜの原因になることもあります。鼻水で鼻が詰まると口呼吸になります。すると、ウイルスや細菌が直接体内に入ってきて、感染症にかかりやすくなるのです。
鼻水は出たら取り除くことが大切
鼻づまりは、寝付きが悪くなったり、おっぱいやミルクを飲むのが大変になったり、中耳炎にかかりやすくなるなど、困ることがたくさんあります。
中でも、濁った色の粘り気のある鼻水には注意が必要です。鼻の中の炎症がひどくなっているのです。「黄色い鼻水は治りかけ」といわれることがありますが、これは間違いなのです。
鼻水は感染症を予防することもありますが、鼻づまりにならないように出たらまめに取り除くことが大切です。自分で鼻がかめない小さいうちも、ひどくなる前に取り除いてあげましょう。
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