幼稚園や保育園、地域の子育てひろばなど、さまざまな場所で行われている、読み聞かせ。お家などプライベートな場で読むときとは、ちょっと違った味わいがあるようです。今回は、みんなで聞くと楽しさ倍増!な作品をご紹介します。
何でも「うんちっち」で答えていたら・・・
1冊目は『うんちっち』。
はい、タイトルがもう、ズルいですね。
主人公、ちょっぴりドヤ顔のうさぎがしゃべれる言葉はたったひとつ「うんちっち」。朝、おかあさんに「おきなさい」と言われても「うんちっち」、おとうさんに「ほうれん草を食べなさい」と言われても「うんちっち」。
ひたすら「うんちっち」で応答するうさぎと、思わず吹き出す結末に、子どもたちは大喜び。読み聞かせ後、何を言っても「うんちっち」と答える可能性大ですが、もちろん許してあげてくださいね(笑)。
『うんちっち』
作:ステファニー・ブレイク
訳:ふしみ みさを
出版社:あすなろ書房
(あらすじ)
うさぎの子が言う言葉はただひとつ。いつでもどこでも、うんちっち。ところがある時オオカミが来て・・・
おにいちゃん、アイス食べすぎ!やさしすぎ!
『うんちっち』がドヤ顔なら、こちらは控えめな困り顔。『わがままいもうと』です。
アイスクリームが食べたいという、お熱で寝ているいもうとのために、奮闘するおにいちゃん。いもうとにアイスを届けるたびに「え!」と驚きの展開が待ち受けていて、読みながらくすくすしてしまいます。
そして、頑張りすぎたおにいちゃんが、ごろごろげりげりぐるぐるごろごろするところで、笑いは最高潮に。わがままだけど憎めないいもうとと、「いい人」すぎるおにいちゃんが笑いを誘う、心和む作品です。
★ こちらの絵本は【全ぺーじためしよみ】ができます ★
『わがままいもうと』
作:ねじめ 正一
絵:村上 康成
出版社:教育画劇
(あらすじ)
「アイスクリームが食べたいの」という病気の妹は、買って帰るたびにどんどんわがままになって・・・
ママのおしりはそんなに大きいですか?
うんちと並んで(並べていいでしょうか?)、意外と子どものツボなのが、ママのネタ。『おかあさんのパンツ』は、そんな笑いのツボをおさえた1冊です。
小さな子どものパンツを、もしもママがはいたら?
そんな楽しく可愛い発想と、パンツの変化に、読んでいるママは照れ笑いしてしまうかも。ちなみにわが家では「ママがはいたら、やぶれちゃわない?」と心配されました。そんなにおしり、大きくないですよー。
『おかあさんのパンツ』
作:山岡 ひかる
出版社:絵本館
(あらすじ)
かわいいわたしのパンツ。そのパンツをおかあさんがはいたら、どうなる?
パンツの模様の小さなさくらんぼは、りんごに。さかなは、くじらに・・・
紅白まんじゅうが、おしくらまんじゅう
これからの季節にもぴったりの『おしくら・まんじゅう』は、小さな子どもたちのお話会にもおすすめです。
『だるまさんが』シリーズでおなじみ、かがくいひろしさん独特の世界で、紅白まんじゅうが、いろんなものと、おしくらまんじゅう。次は何だろう?と想像しながらページをめくる、わくわく感。そして、めくった後の大笑い。まさかのネバネバしたあの子まで、おしくらまんじゅうしますから、乞うご期待です。
読み終わった後はみんなでおしくらまんじゅうで盛り上がり、寒さを吹き飛ばしてくださいね!
『おしくら・まんじゅう』
作・絵:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
(あらすじ)
いたずら紅白まんじゅうが、あんな子からこんな子まで、おしくらまんじゅう。おされたみんなはどうなるのか、びっくり楽しい展開が待っています。
みんなと一緒に読むと大笑いの作品は、もちろんお家でママやパパと読んでも、とっても楽しいものばかり。おなかがよじれるほど、たっぷり笑ってくださいね。ただ、眠る前に読むのだけは、くれぐれもご注意ください。おかしくて、眠れなくなること必至です。
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