子どもが捕まえた虫を、どうやって飼育すればいいのかわからないことがありませんか?
そこで、子どもと一緒に、手軽に虫が飼える方法を紹介します。
子どもが生き物と触れ合うチャンスを大事にしてあげたいですね!
講師: 西山真樹(足立区生物園 解説員) お子さんが公園や道端でつかまえた虫、どうしていますか? 虫が苦手なパパ・ママでも大丈夫です。虫の魅力や育て方を、楽しくわかりやすく紹介します。
虫を飼うときに、まず必要になるのが飼育ケースです。今回は、その選び方を紹介します。
ダンゴムシの飼育ケース
ダンゴムシは、触ると丸くなるので、子どもは大好きです。
でも、飼うときは、何に入れたらよいのでしょうか。
生き物を飼うために、特別なケースは必要ありません。昆虫用のケースがなくても、プラスチックのカップや、ペットボトル、紙パック、ビンなど、家にある物でも大丈夫です。いろいろと探してみましょう。
今回は、スーパーなどで、野菜や総菜が入っている直径10~12cmくらいのケースを使ってみます。ダンゴムシは、このケースのようにツルツルとしたところを登れないので、5~10cm程度の深さがあれば十分です。
飼育場所を作ろう
続いて、ダンゴムシの飼育に必要なものを用意します。
土は、ダンゴムシがいた場所の土か、昆虫用の腐葉土。落ち葉、木の枝、小石は、拾ってきたもので大丈夫です。ペットボトルのふたは、エサ皿として使えて、とても便利です。
これらを、ケースに入れていきます。
最初に、土を2~3cmの深さで入れます。
落ち葉、枝、小石などを入れて、ダンゴムシの隠れ場所を作ってあげます。
ダンゴムシは乾燥が苦手です。土が湿るくらいに霧吹きをしてあげます。
最後に、エサ皿を置いて、フタをすれば完成です。フタに切り込みを入れて、空気穴を作っておきましょう。
このぐらいの大きさのケースなら、ダンゴムシ3~5匹がちょうどよいですね。
ダンゴムシを触れない場合は、使い捨てのスプーンを使うのがおすすめです。
ダンゴムシにエサをあげよう
ダンゴムシのエサは、余った野菜くずや煮干で大丈夫です。野菜には農薬が付いている場合があるので、必ず洗ってからあげましょう。
※虫を触った後は、必ず手を洗いましょう。
飼育ケースは、難しく考えなくても家にあるもので簡単に作ることができます。もし飼ってみて、もう少し育ててみたくなったら、昆虫用の飼育ケースに移し替えてあげればよいと思います。
お子さんが生き物と触れ合うチャンスです。ぜひ、親子で挑戦してみてください。
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