子どものむし歯予防(3)歯磨き嫌いを克服するには?

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2018/06/06

出典:まいにちスクスク[放送日]2018/06/06[再放送]2018/06/13


歯磨き嫌いを克服するには?

子どもによっては、歯磨きをとっても嫌がりますよね。子どもが泣き叫んで嫌がってしまうと、ママも大変です。子どもがなぜ嫌がるのかを知って、磨き方を工夫してみましょう。


子どものむし歯予防(3)歯磨き嫌いを克服するには?

講師:宮新 美智世(東京医科歯科大学大学院 小児歯科学分野 准教授)
子どもをむし歯から守りたい! でも、毎日の歯磨きは大変です。
正しいむし歯の予防方法を知り、親子で楽しく歯磨きしましょう。

子どもが歯磨きを嫌がる理由は?

(1)怖いから
子どもはママの気持ちに敏感です。
いつもは優しいママが、歯磨きとなると力んでしまうと、子どもはびっくりしてしまいます。

(2)痛いから
ママが子どもの歯を磨くことに一生懸命になってしまい、子どもが痛がっていることに気づいていないことがあります。

子どもを怖がらせないためには?

(1)歯磨きを始める前に、体やほっぺを触ってあげましょう。
これから歯磨きをしますよということを伝える意味で、唇の周りも優しいマッサージのように触れてあげて、それから歯磨きに入っていきましょう。

(2)1回の歯磨きで全部磨こうと焦らないことが大切です。
全部の歯を磨けるまで無理に続けるのではなく、できなかった部分は後で磨けばいいと、割り切ることも必要です。
子どもは親の焦りを敏感に察知します。ママは余裕を持って磨くようにしましょう。

痛くない歯磨きをするためには?

(1)歯ぐきにあたらないように、歯に対して直角に歯ブラシをあてましょう。
歯ブラシの毛先を歯ぐきに当ててしまうと痛いので、注意しましょう。

歯ぐきにあたらないように、歯に対して直角に歯ブラシをあてる

(2)上唇小帯を指でガードしましょう。
下の図の上唇小帯の部分に歯ブラシがあたると、とても痛いです。あたらないよう、指でカバーをして磨いてあげると痛くないですよ。

上唇小帯(じょうしんしょうたい)
上唇小帯(じょうしんしょうたい)を指でガード

(3)歯ブラシは、優しく細かく動かしましょう。
歯ブラシを横に大きく動かすと、余計なところに歯ブラシがあたってしまい、子どもは嫌だと感じてしまいます。歯ブラシの動かし方は振動させるように、小さくしましょう。

歯ブラシは、優しく細かく動かす

焦らず優しくが大切です。最後にしっかり褒めてあげるとさらに上手くいきますよ。


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