傷ついた心のサイン 小学生編
心に傷をうけた子どもにはどんなケアが必要なのでしょう。2回目は、学童期の子どもへの接し方について専門家にうかがいます。
講師:倉石哲也(武庫川女子大学 心理・社会福祉学科教授) 大きな災害や事故などでショックを受けた子どもたちに親はどう向き合えばいいのか、心のケアと対応の仕方を紹介します。また過去に大きな地震を経験したママたちの体験談からも心構えを学びます。
学童期の子どもの特徴
小学生の子どもたちは、社会とのつながりが広がっていく成長過程にあります。学校を中心に人間関係も広がり、外に向かってどんどん自分の世界を作っていきます。また毎朝起きて学校に行き、宿題をするといった生活リズムも整う時期ですが、心に傷をうけた場合には、こうした学童期の子どもならではの特徴が失われやすくなります。
傷ついた心のサイン
【できていたことができない】
今までできていたことができなくなり、集中力も低下するため、イライラしたり攻撃的になる場合があります。
【親に甘える】
爪をかんだり抱っこをせがむなど、小学生でも赤ちゃん返りが起こります。親に甘えることで自分のなかの不安を打ち消そうとします。
【自分のせいと感じる】
今起こっていることは自分のせいなのではないかと罪悪感をもつこともあります。
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